約 4,474,809 件
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/2200.html
この項では360版『ドリームクラブ』と、PSP/PS3移植版について言及しています。 判定は360版/PS3版がバカゲー判定、PSPが劣化ゲー判定です。 ドリームクラブ 概要 ストーリー 世界観やキャラクターについて ゲームの進行 特徴的なシステム 評価点 賛否両論点 問題点 もしかして鬱ゲー? 総評 ドリームクラブ ポータブル 概要(ポータブル) 変更点(ポータブル) 評価点(ポータブル) 問題点(ポータブル) 総評(ポータブル) ドリームクラブ コンプリートエディぴょん! 概要(コンプリート) 変更点(コンプリート) 総評(コンプリート) 余談 ドリームクラブ 【どりーむくらぶ】 ジャンル 恋愛シミュレーション 高解像度で見る 裏を見る 対応機種 Xbox 360 メディア DVD-ROM 1枚 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイトタムソフトサウンドエイムス 発売日 2009年8月27日 定価 7,140円(税込) プレイ人数 1人 通信機能 Xbox LIVE対応(通信対戦、ダウンロードコンテンツ) レーティング CERO C(15才以上対象) 廉価版 プラチナコレクション 2010年3月11日/2,940円 配信 ゲームオンデマンド版 2010年10月27日/2,600円 判定 バカゲー ポイント 「夜のお店」で働く女性ヒロインという異色のギャルゲーヒロインとひたすら会話できるシステムや「酔い」の再現「カラオケ」で行われる美麗な曲やダンスも魅力ゲームとしての戦略性はやや乏しい選択肢によっては理不尽で唐突な暴走を見せる主人公メインヒロイン「最高のお友達です!」 ドリームクラブシリーズ 概要 SIMPLEシリーズや女性向け恋愛シミュレーション(乙女ゲー)で有名なD3パブリッシャーによる恋愛シミュレーションゲーム(ギャルゲー)。 タイトルにある「ドリームクラブ」とは、いわゆる「夜のお店」である。 本作はその「夜のお店」を舞台に、「飲酒」をしながら「ホストガール」と呼ばれるお店の女の子達とコミュニケーションを取って仲を深めていく。 このギャルゲーとしてはかなり特異な設定が、本シリーズの最大の特徴となっている。 これは同社が過去に発売したホストクラブを題材にした乙女ゲー『ラスト・エスコート』シリーズの男女逆転版と言える。 また同社の過去作『Love Songs』『THE ホストしようぜ!』などを昇華させたとみられる部分も一部に見受けられる。 キャラクターは全員3Dモデルで描かれている。 キャラクターデザインはライトノベル『とある飛空士の追憶』(挿絵)やアニメ『輪廻のラグランジェ』で知られる森沢晴行氏。 同社の看板キャラクターである「双葉理保」もヒロインの1人として出演している。 ストーリー プレイヤーの分身である主人公(名前入力可能)はある日、街で「ドリームクラブ」の受付嬢(*1)に呼び止められて、半ば強引にクラブの会員へと指名されてしまう。そこは大人の社交場であり「ピュアな心の持ち主だけが週末の夜に入店できる」という、存在自体が都市伝説となっている不思議なクラブであった。主人公は突然のことに戸惑いながらも、ドリームクラブに通い始め、そこで働く「ホストガール」と呼ばれる女の子達とお酒を楽しく飲み交わす。いつしか彼女たちも、仕事を超えた親愛の情を主人公に寄せ始める。しかし、会員権が続くのは1年間でしかない。その期間中、あなたは本懐を遂げられるだろうか… 世界観やキャラクターについて 都内某所にあるという設定の、「ドリームクラブ」という会員制のクラブが本作の主な舞台となる。 10人のヒロインは全員、「ホストガール」と呼ばれるその店の店員。 まあ要は「ホステス」という呼び方を避けた結果なのだが、明るく可愛い「女の子」という表現の似合うキャラクターが多い本作では、こちらの呼び方の方がマッチしている。 ドリームクラブは非常に煌びやかな雰囲気の外観で、夜のお店というよりパーティー会場のよう。内装も同様である。 周りをよく見ると、普通に住宅街の中に建っているのがシュールさを漂わせるが。苦情とか来ないんだろうか。 前述の通り、「ピュアな心の持ち主」しか入会できないとされる。 …という設定ではあるが、主人公が時折見せる行動・言動は「本当にピュアか?」「(欲望に)ピュア」などとしばしばネタにされる。 本作のファンを「ピュア紳士(淑女)」と呼ぶネタも定着している。 後述の会員期限を過ぎると、ドリームクラブが消滅してしまい物理的に二度と行けなくなる。 ドリームクラブ内では、お酒を飲みながらホストガールと会話をする。合間にカラオケやフードを頼むことも可能。 全て「夜のお店」価格であり、グラス1杯が基本的に1000円超、1回の来店で軽く2万円~3万円を請求される。 いずれもゲーム内の通貨を要求されるのであり、リアルマネー課金を要求されるものでは無いのでご安心ください。 ドリームクラブにはメイド服とウェイトレスの制服を組み合わせたようなデザインの制服があり、店内ではいずれのホストガールもそれを着ている。 このため、作中でホストガールと会う際は多くの場合この制服姿で、ということになる。デートなど店外で会う時だけ、そのホストガールの私服が見られる。 パッと見程度では気付かないが、それぞれの制服のデザインは各ホストガールで大きく異なり、それぞれ別物。足はタイツだったりストッキングだったり素足だったり、スカートは長かったり短かったりズボンだったりスリットが入っていたり、胸元は谷間が見えていたりアップリケが入っていたり……といった具合。 大半のホストガールが「胸元開き+ミニスカート」であるため、露出度は結構高い。スリットからパンツの紐が見えているホストガールも何人かいる。 この制服がドリームクラブの象徴にもなっており、販売会社であるD3パブリッシャー内の客演、ファンアートなどで別作品のキャラクターに着せられているケースも散見される。 お店で指名できるヒロインとなるホストガールは全部で10名。「アイリ」「魔璃」の2人は隠しホストガール扱いであり、実績の達成数が一定数を超えることで指名できるようになる。DLCで解放することも可能。 + ホストガール紹介 お嬢様「亜麻音」(CV 小清水亜美) 本作のメインヒロイン。特に他のホストガールと扱いが違う訳ではないものの並び順で先頭、種々のイラストでもセンターに据えられていることが多い。 裕福な家に生まれたお嬢様。趣味が映画鑑賞や読書と文学的な造詣が深いが、箱入り娘であるために内向的な性格で生活力も低く、特に料理は壊滅的。 本人も気にしており、何時か今までの自分を飛び出して、映画の登場人物のような経験ができることを願っている。 元々甘えたがりなところが見られるが、酔うとぽけぽけしたさらに甘えがちな性格になる。 中の人が「喉的にギリギリの声」と述べたハイトーンな声質も特徴。 発明家「みお」 (CV 喜多村英梨) 眼鏡と緑髪のパイナップルヘアーが特徴のホストガール。京都弁で、「はんなり」なおっとりした性格。 発明家で、発明と名の付くものなら化学分野にも機械分野にも精通している。発明で人を幸せにすることが生き甲斐。 ドの付く天然で、よく転ぶわ、まるで役立たなそうな発明品を自信満々に持ち出すわと失敗を繰り返しているが、立ち直りは早く日夜発明に励んでいる。 毒舌娘「雪」 (CV 水橋かおり) 「セツ」と読む。どう見ても成人には見えない、童顔幼児体型のホストガール。いわゆる 「合法ロリ」(お酒が飲める的な意味で) 的なキャラクター。 作中では主人公や他のホストガールから専ら愛称の「セッちゃん」で呼ばれ、自称も「セッちゃん」。彼女は彼女で主人公のことを「お兄ちゃん」と呼ぶ。 外見だけではなく、言動や趣味も外見相応に幼く我を通すところがあり、言動も直接的で遠慮がない。 自活能力が高く、特に料理が得意で、将来の夢はパティシエ。ドリームクラブ内のフードメニュー調理も一部彼女が手伝っている。 亜麻音とは対照的な性格だが、ドリームクラブに勤める前からの友人。亜麻音のことは「亜麻音チン」という微妙に引っ掛かる呼び方をする。 姉御肌「玲香」 (CV 早水リサ) 関西出身のお姉さん系ホストガール。フランクな話しやすい性格で、明るく会話をリードしてくれる。 プロボウラー志望で、日夜練習に励んでいるが、目下のところそこまでずば抜けた実力がある訳ではなく、なかなかプロテストに合格できないでいる。 本作トップクラスの常識人なのだが、「私服がジャージ(そこまで野暮ったいデザインではないが)であり、 デートにもジャージ姿で来る 」「酔って唐突にハイテンションな『ボウリングクイズ』を始める」など、その微妙なズレっぷりは多くのプレイヤーからネタにされた。 ツンデレ「魅杏」 (CV 真堂圭) ツインテールが特徴のホストガール。職業はモデルだが、人見知りな性格とはあまり合致しておらず苦労している。 主人公に対しても常につっけんどんで、主人公の軽口に呆れ果てたりキツい言葉攻めを掛けたりする。ありがとうございます! 自身の人に懐かない性格を本作では「猫のよう」と形容しており、「みあん」というホストガール名はここから来たものと思われる。 そんな彼女だが、メールでは素直な感情を返してくれることが多く、プレイヤーからは「メルデレ」と表現されたことも。 「実は結構毛深い」と告白するシーンがあり、悪ノリしたファンに毛深いを通り越して毛で覆われた動物のマスコットのようになった魅杏「もこみあん」が描かれたこともある。 女教師 「るい」 (CV 原田ひとみ) 男子校の教師。容姿・性格ともにセクシーなお姉さんといった感じで、主人公にもお姉さんとして接してくる。 本作の時点では妖艶に振舞いプライドの高さも見せるが、実際のところは真面目な性格で軽すぎる男性は苦手。 アイドル「理保」 (CV 後藤邑子) D3パブリッシャーの多数作品に出演している看板娘、「双葉理保」その人。恋愛シミュレーションとしては久方振りの出演となる。飲酒描写のため、本作では20歳に成長して登場。 過去作と同様、天然で人懐っこい性格のグラビアアイドル。そのほか、本作では女優活動にも挑戦していることが窺える。 ゾンビを相手に暴れまわった話とか、48mに巨大化した話とかの過去作品ネタも聞ける。お馴染みの水色ビキニも水着のコスプレデーで着て貰える。 男勝り「ナオ」 (CV 又吉愛) 実家が道場をやっている、体育大学に通う格闘技大好きなボクっ娘の女子大生……だが、童顔・小柄でスレンダーなせいかよく男の子と間違えられるのが悩み。 女の子らしい趣味を持たず、あまり飾り気のない生活を送って来たため、どうすれば女の子として見て貰えるのか主人公に相談してくる。 女の子離れした異常な強さと身体能力を持ち、熊を倒した(*2)だの、ドリームクラブには毎週埼玉から走って出勤しているだのといったエピソードをさらりと言い放つ超人。 厨二病「魔璃」 (CV 石毛佐和) ゴスロリ系の制服アレンジと、ゴスロリ調のヒラヒラの付いた黒い眼帯が特徴のホストガール。 私生活ではインディーズバンド「ブラッディマリリン」のボーカルを担当しており、彼女自身もセッちゃんやシリーズファンから「マリリン」と呼ばれる。 常に落ち着いた口調だが、いわゆる邪気眼的な会話で主人公を煙に巻く。一方、容姿は童顔で低身長のトランジスタグラマーと、「可愛い」寄りの姿とその会話が大きなギャップになっている。 独特の感性を持っており、会話ではちょっとひねった選択肢が正解になることが多い。他のキャラと同じ感覚で会話していると好感度ダウンの「ポヨヨーン」音が頻発する。 異様に酒に強く酔っても言動があまり変わらなかったり、競馬を「動物と会話した」と悠々と当ててしまったりなど、多くのことを淡々とこなしてしまうミステリアスな一面を持つ。 アンドロイド「アイリ」(CV 児玉明日美) 人間ではなく、「ROSA零式」という型のアンドロイド。「~なのです」が口癖。 よく見ると関節に継ぎ目があったりメカ的な小物が付いていたりするが、造りは極めて精巧で、パッと見では普通の女の子にしか見えない。でも動力は電池で、しかも普通に口から食べる。 人間の感情を「データ」として取り込むために、研究機関からドリームクラブに派遣されてきた。そのため無知かつ純粋な性格で、何でも受け入れてしまう。 アンドロイドだが、お酒には普通に酔う。むしろ結構酔いやすい方だったりする。 私服はTシャツ姿で意外とラフなのだが、「火気厳禁」「浅草」「万力」などの勘違いした外国人が来ているような文字Tシャツを着て来る。 未成年お断りの場所が舞台となる関係上、攻略対象のヒロインは全員20歳以上(*3) 18禁ゲームならいざ知らず、一般的な恋愛シミュレーションゲームは学生恋愛、すなわち未成年の恋愛をメインに扱うものが多数を占める中、その舞台設定と合わせてかなり奇特な設定であるといえる。 ヒロインの多くがしっかりとした職業持ち(*4)であるほか、何よりヒロインを酔わせてその反応を楽しむという点が特に画期的である。 もっともこれは業界初の試みというわけではなく、冒頭の通りD3P自社の過去のギャルゲーより受け継がれたアイデアではある。 あくまでドリームクラブであり、キャバクラだとは言ってない 岡島信幸プロデューサーが広報の場では「ドリームクラブはキャバクラではありません」だの「今度キャバって言ったら私もう帰りますよ」といった発言をしている(*5)。 とはいえ、こんな「理想的(ギャルゲー的)な」女の子がいる「理想的な」キャバクラなんかねーよ、という意味では「キャバクラではない」というのは一面の事実ではある。現実のキャバクラのような打算のない綺麗なお店という設定で、高額なお酒やプレゼントを露骨にねだられることもない。製作側の発言も、そういった意図も含まれているのだろう。 「リアルなキャバクラを再現しようとしたゲーム」という微妙に誤った理解をされることも多いが、飽くまで「女の子と好きなだけ喋れる」というゲーム内容を実現するために、キャバクラ的なシステムを紐づけたというのが実際のところのようである。 本作のファンたちも制作側の意図とノリを理解して、「ドリームクラブはキャバクラではない」とあくまで言い張ることが「ピュアな紳士のお約束」となっている。 本作というよりタムソフト系の3D全般に言える話なのだが、3Dのモデリングは全体的に肉感的。雪やナオのようなスレンダー・幼児体型なキャラクターでもどこか色気が感じられる。 ゲームの進行 ゲームは平日コマンド → 休日コマンド → 平日コマンド →…の繰り返しで構成されている。「平日 → 休日」1セットで1週間が経過。 冒頭に受付から説明される通り、ドリームクラブには1年間=52週間の会員期限がある。12月の末週の時点で、いずれかのホストガールに告白されて恋人関係となっていなければ「期限切れ」のバッドエンディングとなる。 主人公の自宅がメインメニューとなり、平日・休日共にメニューから指定した行動を行うことで終了となる。 ただし店へ顔を出すのは強制ではないので、オープニング後に一度も店へ行かないまま1年を過ごすことも可能。さすがにバッドエンドになるが。 平日コマンドは、基本的にお金を貯めることが中心となる。 ドリームクラブは資金が無ければ入店すらできず、入店後の各サービスにも全てお金が必要なため、平日は必然的に金を稼がないといけない。 当初は「コンビニ」(バイト)「ギャンブル」(パチスロ?)しか選択できない。コマンドとして選択した後は、結果と主人公のセリフが表示されてお金が入る。 ギャンブルは大勝ちもあればマイナスもある。期待値がプラス(しかもコンビニより良い)なのを除けば妙にリアル。 後々選べる仕事が増えて行くのだが、選択肢が「コールセンター」(派遣)と「謎のお仕事」である。 「コールセンター」は2週間拘束で6万なので一応コンビニよりはいいが、1回分来店できなくなるのが痛い。 「謎のお仕事」は、一定確率でヤバイ人たちに軟禁されたりする危険な倉庫の見張り番のこと。3週間拘束で収入のランダム幅が大きく5万(コンビニより損)から40万となっている。しかし、40万だった場合5週間も拘束されスケジュールが危うい。 資金繰りは結構シビアで、計画的な運用をしなければヒロインを攻略できない。 ただし、会員期限切れのバッドエンディングとなること前提で1周を捨て、次周に大量のお金を引き継いでお金の心配をせずプレイするということは可能。 休日コマンドでドリームクラブに行く。 お金が無い場合、節約したい場合や目当てのホストガールが休みの場合(後述)は、行かずにスルーして次の週に備えることも可能。 ドリームクラブ退店後は平日コマンドに戻る。また、ホストガールから会話の内容を踏まえたメールが届くこともある。 ドリームクラブでデートの約束をする場合があり、その場合は次の平日がデートイベントとなる。この場合、通常の平日コマンドは実施不可。 周回プレイ制で、どんな形であれエンディングに到達するとデータを引き継いで2周目、3周目…を始められる。 周回回数に制限は無い。ゲームの進行度やホストガールの好感度についてはリセットされるが、それ以外は全て引き継ぐことが可能。 誰とハッピーエンディングに到達済かは実績として記録される。 特徴的なシステム 来店から指名まで 来店すると、受付の女の子にその週に相手してもらうホストガールを指名することになる。 各ホストガールは毎週出勤している訳ではなく、それぞれ異なるスケジュールを持っており、概ね1ヶ月強に1回くらいのペースで休みとなり指名できない。 出勤スケジュールは、その月の最初に店からメールで自動で受け取られる。 うっかり攻略しているホストガールが休みの際に来店してしまった際は、じゃあちょっと違う女の子を選んでみよう…ともできるし、そのまま帰ることも可能。もちろん、指名したならそれなりの料金は発生するが。 接客の際はいつもの制服のほか、衣装やアクセサリーを解禁してある場合は入店前に試着画面で選択し、指定したコスチュームで接客して貰うこともできる。 コスチュームは、お気に入りの組み合わせをプリセット登録して保存しておくことも可能。 1ヶ月に1度程度のスパンで「コスプレデー」が開催される。コスプレデーでは、「(学校の)制服」「浴衣」「水着」「サンタ」といった、時期毎に決まったコスプレ衣装で接客して貰える。 ドリンクの注文 来店すると、まずドリンクの注文が必要。ドリンクは自分の分とホストガールの2人分を両方選んで頼む。それぞれ何を頼んでもいいが、料金は両方とも自分持ち。 現実の「そういうお店」のように、高いドリンクを催促されたりとかそういうことは一切無い。何だったら無料の「サービスドリンク」(要はただの水)だけを2人分頼み続けても何も言われない…ただ、その場合酔うことはないので、後述の進行上メインストーリーは一切進まなくなるが。 主人公かホストガールが1杯飲み終わってグラスが空になると、自動的(強制的)に次のドリンクの注文になる。ただし、グラスが残っている間の飲むペースや飲むか飲まないか自体は自由で、飲まないでいても催促はされない。 お酒はシングル(グラス1杯)で頼むほか、ボトルで頼むことも可能。ボトルで頼むと5杯分をもっと安い価格で飲むことができるが、その間他のお酒は飲めなくなる。 「ドリームカクテルライト」「ドリームカクテルマグマ(*6)」という、本作オリジナルのカクテルも置いてある。前者は一番弱い酒、後者は一番強い酒という分かり易い役割。 入店中は時間の概念がある 入店一回あたりの持ち時間は60分であり、ドリンクのおかわりに5分、会話一度につき20分が消費される。 リアルタイムで時間が進んでいくというわけではないが、ホストガールに話しかけず放置していると「喋らないけどどうかしたの?」などと自動的に発生するイベントまであり臨場感が高い。 追加料金(通常5千円)を払うことで、40分の延長ができる。好感度を稼ぎたいときに有効。 ドリンクの飲み方 ドリンクはボタンではなく、コントローラーのスティックを手前に傾けるという操作で飲む(グラスを傾ける動作を再現している)。一気飲みしたい場合は深く倒せば良く、軽く倒せばちびちび飲める。 主人公には「飲酒レベル」が設定されており、初めはかなり酒が弱く簡単に酔ってしまうが、入店毎に飲酒量分の経験値を獲得してレベルが上がり、強い酒にも耐えやすくなる。 ホストガール(ヒロイン)も一定のペースでドリンクを飲む。プレイヤーが注文したのがアルコール度数の高いお酒だと、すぐ酔っ払ってしまう。 ホストガールにも主人公と同じくお酒への強さの概念があり、各々のホストガールで強さは異なる。そんなに強くない酒1、2杯で酔いモードに入るホストガールや、一番強い酒を1、2杯酔わずに飲みきれるホストガールもいる。 また、ホストガール別に「ワイン」「ビール」といった好物となるお酒の種類が設定されており、そのお酒を頼んであげると好感度が上がったり飲む速度が変わったりする。 会話について ドリームクラブでのメインは会話。会話コマンドを選ぶことで、時間の許すだけいくらでも会話することができる。 会話は「こちらから話しかける会話(会話の内容が選べる、選択肢はない)」と、「相手が話しかけて来る会話(会話の内容は選べない、選択肢があり回答で好感度が変動)」の2パターンがある。 ホストガールは酔っているかどうかで口調も大なり小なり変化する。同じ会話でも台詞は当然異なり、会話の方向性やオチが変わってくることもある。 酔うとホストガールなら身体から湯気が出て、主人公なら視点がおぼつかなくなり、会話のフォントもふにゃふにゃになるため、視覚的に酔ったことはすぐ分かるようになっている。 主人公とホストガールが互いに酔うと、「ETS (エモーショナル・トーク・システム)」というモードに突入。BGMが変わってムードも変わる。 ETSでは酔っているので判断力が落ちることを表してか、会話の選択肢が「○」(肯定)「×」(否定)「△」(曖昧)の3択になる。 季節毎のデート等は素面でも発生するが、メインストーリーは後述のようにETS状態にしないと進行しない。そのため、自分は飲みつつホストガールも積極的に酔わせて、通常の会話とETS状態の会話をバランスよく行うプレイが基本となる。 会話せずにホストガールを主観視点で眺めることも可能。アップにすることもできるが、露骨に見ていたり、胸を見ていたりするとホストガールに怒られる。怒られたいがためにわざとやるプレイヤーもいる。 会話中、主人公もしくはヒロインが酒で酔いつぶれて気絶してしまうことがある 飲酒状態はRPGの戦闘のようにバー(数値)で管理され、数値が振り切れると「酩酊」となり、「倒れる」「まともに会話できない状態になる」「寝てしまう」などで会話が継続できなくなり、強制退店となる。 うまく飲酒量を調整しながら、ある程度は慎重に会話を進めなければいけない。やっていることはまるで刑事の取り調べ? 酒の弾みでヒロインが情報を漏らす プレイ開始当初は、ヒロインの設定・スリーサイズ・エンディングに関わる重大情報は、一部を除いてプロフィール画面でも公開されていない。 そのため主人公自身が会話イベントの中で少しずつ聞き出していくことになる。時には、酒の力を借りて。 ストーリーを進め、ヒロインとの仲を進展させるには酒を飲ませて酔わせ、かつETS状態にならなければフラグとなる会話イベント自体が発生しない。 ただし「フラグとなる会話」は基本的に選択肢が黄色文字で表示されるため、一度理解すれば進行は楽になる。 各ホストガールが店内で名乗っているのはいわゆる源氏名であり、ゲームを進めていくことでそれとは全く違うちゃんとした本名が判明する。 ボーカル曲を流して遊ぶ音ゲー「カラオケ」 ドリームクラブには、ちょっとしたライブハウス並みに豪華なカラオケ用の舞台が設けられている。 ホストガールはそれぞれ自分の「持ち歌」を持っており、会話の合間に「カラオケ」としてリクエストすると、その曲を歌ってくれる。 ただし、好感度が低いと理由を付けて断られることも多い(1度断られたらその来店中はダメ)。中盤以降、攻略が進んだ後の好感度であれば、大抵の場合歌って貰える。 好感度が高いと、他のホストガールの持ち歌(既に歌わせたことがあるもののみ)を歌ってもらうことも可能。 「カラオケ」と言うが、歌うだけでなくダンスも行う。動きの激しい曲は、マイクでなくヘッドセットで歌うことで両手を空け、身体全体で踊ってくれる。 ホストガールが酔った状態でカラオケをリクエストすると、通常と違う歌い方、踊り方になるという珍しい要素もある。 この酔ったバージョンのカラオケには、「カワオケ(*7)」という公式の通称が付けられている。 カワオケではホストガールの担当声優が遊びまくっており、(キャラを壊さない範囲で(*8))酔って適当になった歌い方をしてくれる。 また、「ホストガールを応援する」という体裁でカラオケ中に音ゲーのミニゲームを遊ぶことが可能。 フードの注文 飲食店なので、食べ物も置いてある。頼むと、ホストガールにふーふーして食べさせてもらうことができる。 別に主人公の腹具合のパラメータは無く大きな意味は無いのだが、微量だが好感度が上がるため、攻略的には好感度の足りない時に使うことになる。 一部のフードはミニゲームが付いており、結果によってホストガールの好感度が大きく増減する。 「オムライス」を頼むと、オムライスに主人公がケチャップで絵を描くミニゲーム「オムライスラブ」が始まる。…なんで客が描くんだろう? 「チョコレート」を頼むと、ホストガールが咥えたチョコレート棒を端から食べていくゲーム「チョコレートラブ」…要はポッキーゲームが始まる。 ホストガールとの関係性の変遷 ホストガールを初指名した段階では対面での会話となり若干の距離感があるが、ストーリーが進むと隣に座れるようになり、距離が大きく縮まる。 さらにストーリーが進むと、「VIPルーム」で接客してもらうことができる。VIPルームでは他の客がおらず、完全に2人きり。 VIPルームになると、入店時の料金が1.5倍になる。その代わり頼めるフードが増えたり、所持金以上の料金も次回来店へのツケにする形で払える(足りない分は所持金マイナス扱いになる)という特典が付く。 関係が近くなるにつれて、単なる世間話からより踏み込んだ話が増え、恋人同士っぽい会話やちょっとセクシーな会話も少しずつ増えていく。 プレゼント ストーリーを進めると、ホストガールが何かを欲していることを匂わせ、主人公がプレゼントすることになる(*9)イベントが発生する。進行のフラグとなっており、成功させないとベストエンドには辿り着けない。 フラグとなるアイテム以外にも、平日のショッピングでアイテムを買っておき、任意のタイミングでプレゼントすることが可能。 香水などプレゼントっぽいアイテムもあるが、ホストガールのキャラクターに合わせたかのような変なアイテムも多い。 例えば格闘家のホストガールに竹刀を渡したり、スタイルを気にするホストガールに青汁を渡すとやたら喜んでくれるあたりが、色々とツッコミ所に満ち溢れている。 プレゼントするアイテムにはイヤリングやブレスレットといったアクセサリーも含まれており、プレゼントすると次回から接客時に付けて貰えるアクセサリーに追加される。 指名したホストガールの誕生日を祝うイベントもあり、事前に仲の良いホストガールから誕生日を聞いておき、誕生日用のプレゼントを買っておくと祝う会話が発生する。 タッチイベント ストーリー中に何度か、手を握ったり頭をなでたり、肩を揉んであげたりといった「お触りイベント」が発生する。 言われた通りの場所を触ってあげると喜ばれて好感度が上がるが、あんなところやこんなところを触るセクハラプレイに走ることも可能。 好感度を上げていくと後日、ヒロインとのデートイベントが発生する エンディングにも必須となるデートの誘いがあり、週末にデートが行える。デート中は、他の行動はできなくなる。 スケジュールを調整しつつ、可能な限りヒロインを同時攻略しても、誰か1人のエンディングを見た時点でその周はクリアとなる仕様。 上記のシステムのため、複数のヒロインを同時攻略することが事実上不可能となっている。 評価点 妙にリアルなキャバクラ(に似た)通いを擬似経験できる。 現実にキャバクラに通うことに比べれば、比較にならないほど安価で済み、ある意味では非常に良心的なソフトと言えよう。 主人公を除きフルボイスとなっており、ボイス数は膨大。 プレイ時間の中で「会話」のシーンが占める比率が大変高いゲームであるため、ゲームソフト全体から見ても非常にボイスボリュームの大きい部類である。 今も第一線で活躍する人気声優の「酔ったときの演技」をたっぷり楽しめるのは本作くらいのものだろう。 カラオケでは呂律が回っていない、ダンスで足がもつれる、歌詞を勝手に変える、必要以上にエロくなる、中には酒乱同然の状態で歌いだす娘までおり抱腹絶倒。ホストガールたちの意外な魅力を表現すると同時に、本作のネタゲー性も大きく後押した。 会話の選択肢の当たりハズレで好感度が上下するものの、基本的に上がる方が大きく下がりにくくなっており、会話以外のメニュー注文等でも好感度は簡単に上げられる。 そのため、基本的にはそこまで緊張感を持って選択肢を選ぶ必要はない。単純に自分と合った選択肢を選ぶも良し、ホストガールの好みを予想して選ぶも良しである。 ゲームの基本設計思想として、製作者が用意した明確なシナリオをプレイヤーに提示する(読ませる)のではなく、断片的な会話や短いイベントの積み重ねで女の子たちのキャラクター性を表現するという手法を採用している。 このような手法は、固定シナリオ型のギャルゲーよりもはるかに手間がかかるのだが、うまくやればプレイヤーにもたらす感動はより大きなものとなる。 ヒロインの趣味や性格といったものはどんな恋愛シミュレーションでも描写されているが、最近ハマっていること、困っていることなど、ヒロインの「生活感」が見えてくる恋愛シミュレーションは少ない。 本作が充分に成功しているかどうかは、受け手の感受性によるところも大きく、一概に断言しづらい。だが少なくとも「敢えて困難な手法に挑戦した志の高さ」は評価すべき点として触れておきたい。 キャラクターも多彩で、特に女の子が「酔う」ことでの魅力は本作だけの特権。 一見テンプレート的なキャラ付けと思わせておいて、指名すると意外な魅力を発見できるという例も多く見られた。 関西弁キャラという属性から押せ押せな事前イメージを持ちがちだが、実際は「近所のお姉さん」的な親しみやすい性格の玲香、いわゆる邪気眼的な発言で主人公を引かせるが、その後は家庭的な一面や可愛さと妖艶さを両立した独特の雰囲気を覗かせる魔璃などが好例。 ネタバレは避けるが、ゲームを進めると意外な過去が明らかになるようなキャラクターも複数いる。 逆にベタなヒロイン像を直球で放り込んで来るようなホストガールもいるが、それはそれで本作の会話システムや飲酒要素で広げられた結果、個性として成り立っている。 3Dモデルが歌い、躍り狂うカラオケシーンとボーカル曲のクオリティが高い。 背景も3Dポリゴングラフィックで表現される。360の優れた3D表示能力を存分に活かした、極めて美しくて可愛らしい映像であり、本作の大きな評価点となっている。 ダンスの振り付けは非常に本格的で、実際に歌手のライブで行われるものに全く劣らないクオリティで展開される。 足ならば左右に揺れたり、バックステップをしたり、官能的に開いたり、腕ならば指を差したり、手招きしたり、敬礼をしたりと動きは多彩で、3Dグラフィックとしての制約や固さ、ネタ切れ感を感じさせることはない。 曲ごとに特徴のある動きも多く、ロック調の曲はエアギターをしたり、サイバーテクノ調の曲はロボットダンスをしたりといった見せ場もある。 『アイドルマスター』シリーズなどの大手メーカー製の類似ゲームと比較しても全く遜色は無く、かつそれらの後追いにならず肉感的な造型で差別化が行えている。 PS時代は『チョロQ』シリーズや『闘神伝』シリーズ、PS2時代はSIMPLEシリーズが活動の中心というマイナーメーカーであり、グラフィックに定評のあるメーカーでは全く無かったタムソフトが、大手メーカーのダンスゲームと比較しても全く遜色のないグラフィックを突如として持ってきたことは驚きをもって迎えられた。 シンガーソングライターでもあるMOMO氏が作曲した各ホストガールの持ち歌の数々は、そのクオリティの高さに加えてバリエーションも非常に多彩であり、大きな魅力となっている。 昭和のアイドルソング、しっとりしたバラード・ロック調・テクノポップ・子供番組風・大正浪漫調(歌詞の内容は現代の横浜)と、大半が同一人物の作曲・編曲とは思えない凄まじい引き出しの多さを誇る。 曲の半分はDLC扱いとなっているが、DLC無しでも各ホストガールの持ち歌1曲ずつ、合計10曲を各ホストガールにそれぞれ歌ってもらうことが可能。 つまり、DLCなしでも「10曲×10キャラ×酔いと通常の2パターン」で200通りのボーカル曲が収録されている訳である(作中BGMやメインテーマ曲などを除いて)。 曲調や歌詞もキャラクターに合っており、しっかりとストーリー中のキーワードが歌詞に入っているものが多い。 恋愛シミュレーションのキャラテーマソングとは思えないような、一見ネタに走ったかのような曲も少々あるのだが、それも本作のキャラクターの強烈な個性とはむしろ調和している。 もちろん正統派なヒロインにはちゃんとした恋愛ソングを用意。 MOMO氏の作風は「昭和感がある」とネタにされるような、ちょっと懐かしさも感じるものであることが多いが、それもややオッサンが多いプレイヤー年齢層の高い本作には好評をもって迎えられた。 ちなみに、バッドエンドでは本作のメインテーマ曲『恋・KOI☆week end!』を男性スタッフ達(素人)がカバーした替え歌が流れる。 本作の時点では種類もさほど多く無いものの、コスチュームやアクセサリーの着せ替えも可能。 公式ラジオからDLCなどのネタを拾ったりと、積極的にプレイヤーの意見を取り入れる姿勢も見られた。 DLC限定だが、ホストガールの衣装だけでなく店内の内装を丸ごと取っ換えるようなものもある。 賛否両論点 バイト要素が面倒で、決してSLG的な奥深さを備えたものではない。 だが「酒池肉林のひとときを味わうために地道な(あるいは危険な)稼業を続ける」という世界観は一種独特のペーソスをもたらし、楽しさ一辺倒のギャルゲーとは一味違う作品となった。 『アイドルマスター』に登場するキャラと似ているホストガールがいる。 基本的には容姿の一要素が似ている程度でほとんど言い掛かりに近いものが多いのだが、『アイマス』の真と本作のナオは瓜二つレベルで似ている。 カラオケシーンがあるのも類似性を叫ばれる理由の1つになっている。 ちなみに、本作の販売元であるD3パブリッシャーと『アイドルマスター』の販売元であるバンダイナムコゲームス(現:バンダイナムコエンターテインメント)は、同じ経営母体(バンダイナムコホールディングス)を持つグループ企業であり、発売当時はともかく今となっては問題視されていない(*10)。 喋りまくる、プレイヤーにとって制御不能な主人公 本作は男性主人公の一人称視点で描かれており、プレイヤーの分身というべき存在である。ところが、しばしばプレイヤーの意図を超えた発言を行う。 どう考えても「ピュア」ではない件についても、よくプレイヤー達からツッコミが入れられる。 一応、基本的な性格は常識的な人間ではあるし、ヒロインに優しく格好いいところを見せる場面もたまにはある。 Hな話はもちろん、意外な発言が面白さ・笑いに繋がることもあるが、プレイヤーに強い不快感をもたらすことも珍しくないという主人公の叛乱が起きる。 一例として、ヒロインの1人がバイクを買うお金が無い…と嘆くシーンで、主人公(プレイヤー)がなんと高額なスクーターを購入してプレゼントするというイベントでのこと。 プレゼント後、ヒロインに「本当に嬉しいけど、高かったんでしょう?」という趣旨の質問をされ、見得を切って選択肢で×(いいえ)を選ぶと、「事故車だったから安かったよ」とかいう話をしてしまう。もちろん彼女はドン引きし、好感度は下がる。 つまり、本作のライターがどんなオチを用意しているか予想して選択肢を選ばないといけない。 以上は本作中でも最もヒドい一例。だがこれほどではないにせよ、同じ傾向の不快感・違和感を感じさせる場面が頻発する。プレゼント周りで多い。 この点は「バカゲー要素」だが、プレイヤーに強いストレスをもたらして「重大な欠点」「クソゲー要素」として批判されることも少なくなかった。 「わたしといると楽しくないの?」のように、○×どちらで答えれば自分の意図に沿うのかわからない選択肢を突きつけられることもあった。 もっとも、選択肢を外してもほとんどの場合は女の子の好感度がわずかに下がる程度で、ゲーム進行に重大な影響を与えることはほとんどない。 エンディング分岐を分けるほどの重大な選択肢は、結果が容易に予想できるわかりやすいものになっている。 製作側も「あれは "欲望にピュア" って意味で」とネタにしており、意図的に主人公に個性を持たせるためそうなっているのだろう。 後にスタッフが続編のインタビュー記事で「プレイヤーの分身である主人公が予想外すぎてユーザーから幽体離脱してしまっているところがあったので、『ドリームクラブ ZERO』(次作)の主人公には、ある程度の範囲内にまとめることを意識したぞ。」とコメントしている。 問題点 セーブ機能の問題 週の開始時にオートセーブがありこれがやや長く、初出の360版で特に長い。 頻繁かつ長めのロードとあいまってテンポが悪い。これは残念ながら、本作の最も目に付きやすい欠点と言わざるを得ない。 オートセーブゆえにリセットによるやり直しが許されない点も、多くのプレイヤーから否定的な評価を受けた。 やり直し不可能な仕様 攻略途中でプレイを放棄して、最初からやり直す事が許されない(*11)。 ちなみに来店時にリセットをするとその際の来店は無かったことにされ、次回来店時に「前回はどうして途中で帰ったの?」という趣旨の特殊な会話(+好感度ダウン)イベントが発生する。プレイをやり直せない点も含めて、ある種の雰囲気作りとも受け取れる。 DLCにコスプレデーの衣装や海でのデートイベント時の水着などが存在するため、セーブデータを複製できてしまうとそれらのイベント直前のセーブデータを残しておけばDLCを買う必要が無くなってしまうため仕方ない面でもあるのだが。 このあたりの過酷なデータセーブ周辺の仕様が、本作を人に安易にオススメできない最大の要因。イベントを見返す機能なども無く、バックログさえも無い。 これらに関しても実際に交際している感を出すための演出の一環とも取れなくはないが、不都合なのは否めない。 どうしても残したい場合は、セーブデータを別のストレージにコピーする必要がある。 レスポンスの悪さ 着替えやコスチューム選択のレスポンスの悪さもテンポを削ぐ要因になっている。これに関しても「実際に女の子が着替えている感」を出すための演出と思われるが。 頻繁に使う機能ではないので、上記のロード問題と比べればそこまで問題にならないレベルではある。 会話の選択について 初出の360版は会話の選出が完全にランダムであり、結果として「既に聞いた会話をもう一度してしまう」ケースが目立った。 次作やPS3版『Complete Edipyon!』では、まだ聞いていない会話が優先されるよう配慮されている。 シナリオ上、特定のプレゼントを適切なタイミングでしなければ攻略不能になり、ノーマルエンド確定になる。 大抵の場合は主人公が「買ってあげたら喜ぶかな…」などと分かり易く独りごちるものの、それでも微妙にタイミングが掴みづらかったり、プレゼントの時間制限が厳しかったりといった例がしばしば起こる。 前述の通りやり直しが不可能な仕様のため、フラグの重要なところでミスを起こしてしまうと1周最初からやり直しというのは非常に億劫。 特にナオの攻略は、他のキャラと異なるやたらと分かりづらいフラグ(*12)が必要で、繰り返しプレイで辟易してしまったプレイヤーも多かった。 その一方、戦略性の要素はかなり低めで、「ゲームを攻略する」楽しさは薄い。 システム的には、「双方酔ってETS必須イベントを進めて、女の子がキーアイテムを匂わせてきたらそれをプレゼント」という定石を理解すれば、どのキャラも単純作業も同然のプレイでグッドエンドに到達できてしまう。 ゲーム中では様々なドリンクを注文できるものの、いざ攻略に励むとなるとETSというシステムとの絡みで、アルコール度数の高い「ドリームカクテルマグマ」かコスパが良い「ウイスキー」ばかり注文するプレイになりがち。 エンディングが大分あっさりとしており、いまいち物足りない。 愛の告白と受諾の会話を終えて、ホストガールが画面(主人公)に向かってキスをしてくれた後、「その後」を描写した主人公のモノローグが流れてそのままスタッフロールとなる。 告白~キスまではともかく、その後が1分ぐらいの文章をただ読んで終わり、背景は黒画面というのはどうも寂しさが拭えない。多くは恐らく結婚した後であろう、それだけでも充分エピソードになりそうな内容なのだが、演出が全く付いていけていない。 10人全員の専用ムービーというのも酷だが、せめて描きおろしの一枚絵ぐらいは出して欲しいという要望が多かった。 グラフィック関連は優秀な出来だが、それでもいくらか指摘されている部分はある。 初出の360版について、各キャラクター1種類しか私服が無い点が特に挙げられる。10キャラ個別で制作する必要があるとは言え、デートの楽しさをやや損なっており、季節感が無い点でも違和感がある。 続編『ZERO』→ PS3版『Complete Edipyon!』と進むにつれて私服が追加され、最終的には各季節ごとに移り変わるようになった。 「浴衣」の衣装は「全然浴衣に見えない」「忍者かなんかの装束みたい」とネタにされ、こちらも次作で見直されることになった。 グラフィック自体の問題ではないが、3D制作の都合としてサブキャラがほぼ出て来ない。結果として、ストーリーに違和感を覚えるケースが少しある。 もしかして鬱ゲー? 鬱…といってもNTR要素…なのだが、ヒロインの1人「亜麻音」のノーマルエンドが少なからず衝撃的な内容であり、ファンの間で話題になった。 互いに親睦を深めていくうちに、亜麻音が「自分には親に決められた結婚相手がいる…」と話す。 もちろん主人公は相談に乗り、以降も店外デートなどでどんどん仲を深めて行く。 + しかしその結末は……? そして最後の告白イベント。直前まで良い雰囲気だったのに、亜麻音は言い放つのだ。「あなたは最高のお友達です!」 さらに追い討ちをかけるのが直後のエンディング。そこには散々嫌だ嫌だと言っていたのに「結婚後は良い夫婦仲のようだ」と書かれていたのだ。ピュアなプレイヤーが受けた心のダメージは計り知れない。 もっとも、恋愛作品で攻略失敗時に他の男性と…というケースは決して珍しいものではないのだが。 制作サイドもこの台詞がユーザーに大きな衝撃を与えたことを察知して、後に「I AM BEST FRIEND」という文字がレイアウトされたTシャツを公式販売するなどネタにしている。 なお、厳密に言えばこのエンドは「NTられた」のではなく「NTり損なった」というべき内容である。 これはノーマルエンド(友達エンド)であり、フラグをちゃんと立てていればそれとは別にちゃんと亜麻音と恋仲になるベストエンドを迎えられる。 だが始末の悪いことに、この亜麻音はメインヒロイン扱いでありながら、微妙に攻略難易度が高いのだ。そのため、何度も何度も亜麻音ノーマルエンドを見せられた挙句、本気で「実はこれって鬱ゲーなのでは?」と思ったプレイヤーもいた。 また亜麻音に限らず、期限までにヒロインとのエンディングを見られなかった場合に発生するノーマルエンド(内容的には実質バッドエンド)は、どれも高いネタ性はあるがプレイヤーを奈落の底に突き落とすシビアな内容であり、笑いと涙とを同時に呼んだ。 さらに、全員上記の「定石」どおりに進めていけばクリアできる…と思い込んでいると、実は1人だけ特殊な攻略法が必要だったりする。これに気づくまでは何度周回してもそのたび「お友達」認定されてしまう。 ちなみに、このゲームではノーマルエンドの背景は必ず公園と決まっており、女の子からの「このあと時間ある?」で今回こそはとドキドキし、固唾を呑んでローディング画面を見つめた末に公園の背景を見せられて、落胆するプレイヤーを多数生んだ。そこから生まれた異名が絶望公園である。 総評 「キャバクラ(に似た店)」という設定と「酒を飲む」という要素が非常に特徴として突出している。 実際にその設定が「お酒を飲んで話す」という、他のゲームではあまりないヒロインの個性の引き出し方、特徴的なゲームシステムに繋がっている。 「正統派」とは余りに程遠い色物的な設定に、ヒロインたるホストガール達にも身構えてしまうプレイヤーもいるかもしれない。 だが、(ごく一部の展開を除けば)その点は問題なく、魅力的なヒロインも多く登場し、恋愛シミュレーションゲームとしての根本的なイメージや楽しみ方から外れてしまうようなことにはなっていない。 他にもグラフィック、カラオケの楽曲やダンス、膨大なボイス量などといった演出面の拘り・ボリュームはシリーズを通しての主力武器となり、次作以降にも引き継がれている。 一方、実際のところあまり根本的なゲーム性は高くないものも多い恋愛シミュレーションゲームというジャンルだが、本シリーズもその傾向は強い。 「とにかく一杯女の子と喋れる」という高い独自性に魅せられたファンも多い反面、「『ゲーム』としての面白さは薄い」という点で微妙に感じたというプレイヤーも散見され、評価は分かれる。 初出となる360版については、UIやバラエティ性等での物足りなさもやや否めない。 丁寧に作りこまれており「良作」としての側面も持つが、それ以上の「ネタゲー」「バカゲー」要素に満ち溢れており、そして明確な欠点もいくつか持っている。 とにかくおよそ他に類のない、特異なゲームであることだけは間違いない。 なお、現在は後述の通り移植版となるPS3版が発売されており、この無印に関しては基本的にそちらのプレイを推奨する。 ドリームクラブ ポータブル 【どりーむくらぶ ぽーたぶる】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション・ポータブル 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2010年10月28日 定価 5,040円(税込) 判定 劣化ゲー ポイント 無茶移植だが頑張って移植はされているしかしやはりロード時間や描画に余波がPSPしか持っていなければまぁ…な出来 概要(ポータブル) 第2作『ZERO』の発売を控えた中販売された、PSPへの移植版。 ゲーム内容に大きな変更は無く基本的には単純移植となるが、ハードに合わせた細かい修正や追加要素はいくつか存在する。 変更点(ポータブル) 360版では「○」「△」「×」の3択で示されていたETS(酔い)状態での選択肢が、「笑顔」「無表情」「沈んだ顔」という、表情での3択に変更された。 PS系列ハードの場合、ボタン位置と名称の関係上「△」にあたる選択肢を×ボタンで、「×」にあたる選択肢を□ボタンで押さなければならず、記号のままだと混乱が起きるためだろう。 カラオケシーンは縦持ちに対応しており、横持ち表示と縦持ち表示をカラオケ中にも入れ替えられる。 縦持ちにすれば、ホストガールの全身をいっぱいに画面に入れるような形でダンスを鑑賞することが可能。 カラオケ中のスクリーンショットを撮り、PSP本体に残せる機能も追加されている。 PSPはハードに実績の記録機能がないため、本作は「メモリアル」という独自の実績がゲーム内に設けられている。 360版では実績の獲得数に応じて登場していた隠しホストガールの2人は、このメモリアルの達成で登場するようになっている。 エンディングでは各ホストガールの1枚絵が表示されるようになった。 殺風景だったエンディングは若干だが緩和されている。 新機能として、時計機能「ドリーム☆クロック」が追加。 現在の時刻と共にドリームクラブの受付が表示され、ボタンを押すと受付が年月日、時分を読み上げてくれる。 当日の「今日は何の日」的なプチ情報も数行読める。 評価点(ポータブル) ハード性能的にはかなり劣るPSPへの移植だが、特に機能や演出が削られたりといったことはない。 毎日起動して1日1回ホストガールに会いに行く、というプレイスタイルも取れるゲームなので、携帯機移植されたことに十分な意味は存在する。 分割にはせず1タイトルにまとめ上げている。 あれやこれのように、記録メディア容量の少ないPSPだから3タイトルに分割しました3本買ってね、などということはなく1本のソフトでちゃんと全キャラを楽しめる。 問題点(ポータブル) 3D描画の画質問題。 断っておくと、本作はPSPとして見れば画質はそこそこであり、360版からの劣化は見られるもののハード相応程度である。 しかし、「可愛いゲームの女の子とお酒を飲む」というコンセプトの本作にとって、ジャギの目立つ本作の3Dはややマイナスになってしまっている。 非常に長いロード。 360版でもややロードで引っ掛かる部分はあったが、PSP版はロードがその倍近い。 おまけにお酒の選択時など、場面転換以外のところでも読み込むようになり、かなり快適性に影響を与えている。 データインストールにも対応しているのだが、あまり大きな効果は無い。 DLCがほとんど配信されなかった。 配信されたのは、コスプレデーで着ている体操服やチアガール等のコスプレを常時着て貰える解禁DLCと、追加キャラクターを実績の条件を無視して解禁できるDLC、それ以外はシステムボイスやカラオケ中のカラーバックといった機能追加のみ。 DLC自体に抵抗があり買わないプレイヤーには関係のない要素だが、新曲やコスチューム等が楽しめないというのはやはり問題点となる。 性能や容量の劣るPSPへの移植ということで技術的な制約があった可能性も低いとは言い難いが、とにかく配信されなかったのは事実。 総評(ポータブル) 『アイドルマスター』に続き360を代表する萌えゲーのひとつとしての立場に収まりつつも、プレイヤー層のやや狭い360という場から飛び出したいというメーカーの意図、自分の持っているハードに来て欲しいというユーザー需要のマッチした作品ではある。 しかし、やはり3Dキャラオンリーの本作に、360 → PSPというハード性能差は大きかった。 確かにPSPも当時の携帯機では最も高性能なマシンではありそれ以上の選択肢は無く、移植自体も若干の改良は見られる。 だが、本作を語る上でロード時間と描画の問題はどうしても評価から外れ得ない。 一応、移植元から削除されたのはDLCぐらいであり、ロード時間をそういうものだと割り切って満足しているプレイヤーもそれなりには存在する。 ただ、基本的には勧められる出来とは言えず、携帯機でプレイするとしても次作『ZERO』のポータブル(PSV版)の方が良いだろう。 ドリームクラブ コンプリートエディぴょん! 【どりーむくらぶ こんぷりーとえでぃぴょん】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション3 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2012年11月15日 定価 通常版:7,140円(税込)ダウンロード版:6,090円(税込) 判定 バカゲー ポイント 追加要素の加わった完全版UIの逆輸入により遊びやすさも改善 概要(コンプリート) PS3への移植版。 続編である『ドリームクラブ ZERO』のシステムが逆輸入されている。 変更点(コンプリート) 『ZERO』に合わせたシステム ゲームの進行形式に『ZERO』のものが取り入れられ、快適性が改善されている。 特に「アルバイト」が『ZERO』仕様に変更されたことで、平日コマンドの作業性は幾分和らいでいる。 『ZERO』に存在したメンバーズカードも導入され、進行度合いが確認しやすくなった。 衣装の追加 デートイベントに着て来る衣装が追加され、各キャラクターの春・夏・秋・冬それぞれで全て別々の衣装を着てくれるようになった。 デートイベントの追加(*13)。 360版では季節に合わせたイベントばかりだったが、それ以外のデートイベントが追加された。 ビリヤード場やフィットネスクラブなど、定番からちょっと外したデートスポットも新たに追加されている。 総評(コンプリート) 360版からプレイアビリティが向上し、追加イベントや追加衣装もありと、ハードの違いを除けば完全な上位互換となる。 いわゆる完全版ではあるが、移植元の発売から3年が経過しているため追加要素の導入は必然だっただろう。 あくまで移植であり、360版からのファンがまた買い直す程の内容ではないが、新規ファンならこちらを買うべきと言える。 ただし、追加キャラの存在や温泉デート等のイベントから、続編『ZERO』を先に勧められることも多い。 余談 タイトルは『DREAM C CLUB』と綴るが、Cを抜いて「ドリーム クラブ」と読む。 なぜこんなややこしい真似をしているのかは公式から全く説明されたことが無い(*14)。 起動時に「ドリームエックスクリエイト」のロゴが表示されるが、それ自体は実在の企業ではなく、「ドリームクラブ制作委員会」的なニュアンスである。 本シリーズの宣伝では、本作のプロデューサーであり、SIMPLEシリーズや『地球防衛軍』シリーズ等の総監督でもある岡島信幸氏が「ドリームエックスクリエイト代表」(通称「代表」)と称して様々な媒体に登場している。 「代表」は黒いジャケットに黒い帽子、マスクとサングラスを掛けるという、どう見ても不審者そのものの格好。声は明らかにボイスチェンジャーなのだが、本人は地声だと言い張っている。 しかし、インタビュー写真などでは岡島氏と代表が一緒に写っているケースが多く、やっぱり別人だろうという声も出てきている。え、どうせ合成だって? 特に、ナレーターの森一丁氏がMCを務めるXbox Liveの情報番組『インサイド Xbox』で初登場した際のシュールな振舞い、双葉理保役として本作を含めた多くのD3のゲームに出演している後藤邑子氏と対面した際の開口一番「岡島さんですよね?」などのやり取りが笑いを呼んだ。 本作の主人公は、良識があって細かい気配りもできる人物なのだが、女の子にそこそこの頻度でセクハラじみた言動を行うスケベ人間でもあるため、「これでよくドリームクラブに入店できたな」とプレイヤーから頻繁にネタにされる。 後に発売されている本作のドラマCDにおいては「ドリームイチロウ」なる名前が与えられ、CVを務めた羽多野渉氏の好演によって、その突き抜けっぷりに一層の磨きがかかっている。 主人公の状況に合わせて「飲酒プレイ」を行うという声もあり、ネットのゲーム実況動画などでも同様の遊び方をするケースがしばしば見られる。 まあ、完全にゲーム中の主人公に合わせようとすると退店した時点で酔いをリセットしなければならないため、一週分プレイする度に中断する必要があるのだが。 女の子と会話・デートする部分が大半で占められており、ゲーム的な黙々と進行する過程に時間があまり費やされないため、元々実況向きな側面は見受けられる。 「ETS」システムはD3が過去にリリースしたギャルゲー『Love Songs』(同社看板キャラである双葉理保のデビュー作)から受け継がれたものである。 元々は、文章としての選択肢にありがちな「どれも自分の言いたいことと合致しない」という問題への答えとして、「肯定」「否定」「曖昧」という肯定⇔否定のベクトルのみで表したものとして用意されたシステムである。 最初の宣伝PVに致命的な誤字(D 3 PUPLISHER)があった。これを理由に一時的にPV公開が取り下げられたというエピソードを持つ。 折悪しく、本作発売の直後に『ラブプラス』が発売。話題を完全に奪われる格好となった。 レビューのためにファミ通編集部に送られたROMが開発途上のものであり、ロードに約30秒もの時間を要するバージョンであった。 『ファミ通』のクロスレビューでの評価が6/6/6/6の24点と伸び悩んだのは、これが原因だったのではないかと言われている。 製品版ではロード時間は約7秒まで短縮。それでもやや長いという印象は受けるが。 『ファミ通Xbox360』での評価は8/9/7/8の32点を叩き出す(今度はちゃんと完成版ROMを送付したのだろうか?)。 ちなみにこの9点を付けたレビュアーは元ゲーメスト編集長の石井ぜんじ氏である。 ゲーム雑誌「CONTINUE」の企画「クソゲーオブザイヤー2009」で3位入賞。 だが批判しているというよりは、キャバクラのシステムを再現したネタゲーっぷりを指摘(評価?)しての入賞だと思われる。 余談だがCONTINUEは以前もアイマスを4位に格付けしており、この時は単調なゲーム性と高額なDLCを「キャバ嬢に貢いでいる気分」と指摘している。 初週売上は48000本以上、月末には6万弱まで増加。 日本国外での販売が見込めない360専用ギャルゲーとしては、優秀な成績と言える。 ちなみにこの時点での360普及台数が100万台ちょい。 DLCの売上も『アイドルマスター』に次ぐ年間2位となった。 360のビデオマーケットやニコニコ動画に全キャラクターの歌唱PVをアップしたり、公式ラジオを放送したりラッピングバスを走らせたりするなど、非常に力の入った広報活動も大きく功を奏したと言える。 ニコニコ動画での公式PVは30万以上の再生数を記録し、カラオケPVなどの関連動画も、多くが数万~10万単位の再生数を得た。 2010年3月11日に、廉価版「プラチナコレクション」が発売。 発売から1年も経たずに廉価版が出るのは比較的珍しい事例と言えるが、多くは良作・ヒット作に見られる現象である(*15)。 おそらくこのゲームが発売されたことにより最も評価されたのは「るい」役の声優・原田ひとみ氏であろう。 この原田氏だが、驚くことなかれスリーサイズは92・59・86のGカップである。これは演じた「るい」をも凌ぐナイスバディ(*16)であり、ドリームクラブのラジオにゲスト出演した際ネタにされたことから「ハラダチャーン(*17)」の呼び方が定着した。 また、その経歴ゆえ(*18)全ホストガールの中でも群を抜く歌唱力を持つ。 同じくD3P発売・同プロデューサーの『地球防衛軍』シリーズはしきりに本シリーズとのコラボなどが行われている。 本作のPV2(ゲーム内容をテレビの特番風に紹介する内容)では、EDスタッフロールに「地球防衛軍のみなさん」がクレジットされ、直後にEDFの勧誘CMが始まるという内容で視聴者の爆笑を誘った。 当時の最新作は本作同様360で展開されていた『地球防衛軍3』で、360は本作と『EDF3』の専用機というファンもいたほど。『EDF3』では隊長の台詞に「いつもの店で一杯おごってやる」というものがあり、「いつもの店=ドリクラ」とファンからネタにされていた。 その後『地球防衛軍4』でホストガールの雪と魅杏を模した囮用バルーン「ピュアデコイランチャー」が購入特典として登場。以降の作品でも恒例となった。 また『EDF』のPVでニュース風の形式の場合には冒頭で天気予報が入るのだが、天気予報部分の素材は上記の本作PV2の流用で、ジングルは本作の日数経過時のジングルが使われている。
https://w.atwiki.jp/dreamcclublive/pages/21.html
ドリームクラブ Xbox LIVE 店とは?LIVEで指名した回数によりもらえるメール添付画像 本店のカラオケ・カラオケプレビューとの違い ドリームクラブ Xbox LIVE 店とは? Xbox LIVEにて、ランキングを争います。指名する回数によって自宅に戻った際ホストガールからの画像添付のメールが送られてきます。 説明書より抜粋 好きなホストガールのカラオケ(カワオケ不可)をリクエストすることができます。 同じ子を指名したお客様(プレイヤー)でカラオケの実力を競っていただき、 勝利した方には女の子から金一封が送られることとなっております。 LIVEで指名した回数によりもらえるメール添付画像 ホストガール名 指名回数 亜麻音 1/5/10 みお 1/5/10 雪 1/5/10 玲香 1/5/10/15/20 魅杏 1/5/10/15 るい 1/5/10/15 理保 1/5 ナオ 1/5/10/15/20 魔璃 1/5/10/15 アイリ 1/5/10 (※指名はカラオケ不成立でもカウントされます) 本店のカラオケ・カラオケプレビューとの違い カワオケモードにはなりません 本店のオーダーによるカラオケの譜面とは異なり、1種類しかありません 本店・カラオケプレビューモードで、選択できない曲も選択可能 実績解除・DLC購入で出現するアイリ・魔璃を選択可能 絶対アイドル☆宣言80 sは選曲不可 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/dreamclubgogo/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【まおりゅう】最強パーティー編成とおすすめキャラ【転スラアプリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) アイプラ攻略Wiki|アイドリープライド - AppMedia(アップメディア) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」:時事ドットコム - 時事通信 マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) サモンズボード攻略wiki - GameWith 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ガーディアンテイルズ】ギルドレイド戦(秘密の研究所)の攻略とおすすめキャラ【ガデテル】 - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ”(オリコン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】アップデート情報・キャラ調整まとめ - ポケモンユナイト攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex】シーズン11の新要素と最新情報まとめ【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) ロストジャッジメント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【Among us】新マップThe Airship(エアシップ)の解説【アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) ハーネスについて小児科医の立場から考える(坂本昌彦) - 個人 - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ゼルダ無双攻略Wiki|厄災の黙示録 - AppMedia(アップメディア) 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】ユナイトライセンスの入手方法まとめ - AppMedia(アップメディア) ウマ娘攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) ゲトメア(ゲートオブナイトメア)攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【白夜極光】リセマラ当たりランキング - 白夜 極光 wiki - Gamerch(ゲーマチ) お蔵入りとなった幻の『スーパーマリオ』 オランダの博物館でプレイ可能?(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「ITreview Best Software in Japan 2021」のTOP50に選出 - PR TIMES 真女神転生5攻略Wiki|メガテン5 - AppMedia(アップメディア) 【B4B】近接ビルドデッキにおすすめのカード【back4blood】 - Gamerch(ゲーマチ) ポケモンスナップ攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 富野由悠季「ブレンパワード」作り直したい!ファンを前に意欲(シネマトゥデイ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【スマブラSP】カズヤの評価とコンボ【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wiki「NotePM」が「ITreview Grid Award 2021 Fall」で、チームコラボレーションとマニュアル作成部門において「Leader」を5期連続でW受賞! - PR TIMES メモ・ドキュメント・wiki・プロジェクト管理などオールインワンのワークスペース「Notion」が日本語ベータ版提供開始 - TechCrunch Japan 【ギアジェネ】リセマラ当たりランキング【コードギアス】 - ギアジェネ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンスターファーム2(MF2)攻略wiki|アプリ・Switch移植版 - AppMedia(アップメディア) 【ブラサジ】最強キャラTierランキング【ブラックサージナイト】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】鬼滅の刃コラボ情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【SPAJAM2021】第3回予選大会は「クイズ!WIKIにゃんず!」を開発したチーム「かよちゃんず」が最優秀賞! | gamebiz - SocialGameInfo 検索結果における「ナレッジパネル」の役割とは・・・ウィキメディア財団とDuckDuckGoの共同調査 - Media Innovation 【ウマ娘】解放結晶の入手方法と使い方 - Gamerch(ゲーマチ) ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が「BOXIL SaaS AWARD 2021 Autumn」にて「コラボレーション部門」を受賞! - PR TIMES 「ゼルダの伝説 BotW」のマラソンで23秒? 驚きの速さで完走した方法が話題(リアルサウンド) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース Wikipediaが「中国人編集者の身の安全を守るため」に一部の編集者アカウントをBANに - GIGAZINE 【ドッカンバトル】3.5億ダウンロードキャンペーン最新情報 - ドッカンバトル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) BTS(防弾少年団)のV、8月のWikipedia閲覧数が韓国アーティストで1位!グループでは4ヶ月連続トップ - Kstyle 【イース6オンライン】リセマラ当たりランキング|召喚ガチャの開放条件は? - Gamerch(ゲーマチ) 『復活のルルーシュ』の後を描くアプリ『コードギアス』新情報公開。古代中華を観測する『血盟の紅羽』などが展開 - 電撃オンライン BacklogからNotePMへwiki情報を自動API連携する「Backlog to NotePM」をSaaStainerに掲載開始 - PR TIMES ライザのアトリエ2攻略Wiki - AppMedia(アップメディア) 真女神転生3リマスター攻略Wiki|メガテン3 - AppMedia(アップメディア) タスクも文書もWikiもデータベースもまとめて管理できる「Notion」とは? - ASCII.jp ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」が、見るだけ専用ユーザー『無料』の新プランを発表! - PR TIMES 【かのぱず】リセマラ当たりランキング【彼女お借りします】 - Gamerch(ゲーマチ) 【乃木フラ】リセマラの必要はある?【乃木坂的フラクタル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【パワプロ】生放送まとめ|パワフェス2021 - パワプロ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【ポケモンユナイト】サーナイトのおすすめビルド(わざ・持ち物) - Gamerch(ゲーマチ) ルーンファクトリー5攻略wiki|ルンファク5 - AppMedia(アップメディア) シャーマンキングふんばりクロニクル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) アーテリーギア‐機動戦姫-攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 簡単操作で自分専用Wikiを構築できるMarkdownエディタ「Obsidian」のモバイル版を使ってみた - GIGAZINE 【東京リベンジャーズ】場地圭介の声優情報と注目ポイントをご紹介!|編集部コラム - AppMedia(アップメディア) 情報マネジメントツール「Huddler」がwiki機能を刷新 - PR TIMES シェアエコ配送アプリ「DIAq(ダイヤク)」のアンカーアプリで、高層ビル・商業施設の入館方法などお役立ち情報をまとめた「DIAqwiki」を公開 - アットプレス(プレスリリース) 【ツイステ】マスターシェフの攻略~辛味のふるさと~【料理イベント】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ラグナロクオリジン】リセマラは不要?おすすめ職業は?【ラグオリ】 - Gamerch(ゲーマチ) 白夜極光攻略wiki - AppMedia(アップメディア) 【バイオミュータント】2.02アプデ|アップデート1.4情報 - バイオミュータント攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ニーアレプリカントリメイク攻略wiki|ver.1.22 - AppMedia(アップメディア) 【ウマ娘】ゴルシウィークはいつから?キャンペーン情報まとめ - Gamerch(ゲーマチ) シーズン66 - 【超速GP】ミニ四駆 超速グランプリ攻略まとめwiki - 電撃オンライン 乃木坂的フラクタル攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 「こんなことになるとは…」13年前のエイプリルフールについた“嘘”がネットで… ある男の告白(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki)「Nerve」シードラウンドで総額約3500万円の資金調達を実施 - PR TIMES Nerve - 整理不要の情報共有ツール(社内Wiki) ローンチカスタマー募集開始のお知らせ - PR TIMES Among Us攻略Wiki【アマングアス・アモングアス】 - Gamerch(ゲーマチ) 稲作アクションRPG『天穂のサクナヒメ』における「農林水産省攻略wiki説」は本当なのか? - AUTOMATON 無料とは思えない多機能っぷりなWikiインフラ「Wiki.js」レビュー、自前でホスト&外部サービスと連携可能 - GIGAZINE Microsoft Teamsの基本と活用(24) TeamsのWikiを使う - マイナビニュース 『ゲーミングお嬢様』での提起が話題に “企業系wiki”に横たわる問題点とは - リアルサウンド 「エイリアンのたまご」,自動周回機能と公式wikiが登場 - 4Gamer.net 【リゼロス】Re ゼロから始める異世界生活 Lost in Memories攻略まとめwiki - 電撃オンライン ヌーラボ、プロジェクト管理ツール「Backlog」の絵文字入力の補完機能・Wiki編集の自動マージ機能を修正改善 - PR TIMES Backlog、Wikiにファイル添付が容易にできる機能をリリース -- グローバルバーの視認性改善なども実施 - PR TIMES GK川島、パンチング失点でWiki書き換え炎上 「セネガル代表」「プロボクサー」... - J-CASTニュース 「ウィキ」の「寄付バナー」がデカすぎ 「広告にしたら?」の声、元管理者にぶつけると... - J-CASTニュース
https://w.atwiki.jp/gununu/pages/813.html
ドリームクラブ 作品情報 公式HP http //www.d3p.co.jp/dreamclub/index.html 8枚 玲香 るい 理保(双葉理保) 魔璃 アイリ ドリームクラブZERO 遙華 あすか ノノノ
https://w.atwiki.jp/gamemusicbest100/pages/7605.html
DREAM C CLUB 機種:360,PSP,PS3 作曲者(ボーカル曲):momo、松永宏紀、近藤功教 他 作曲者(BGM):石村睦、本山明燮 開発元:タムソフト 発売元:D3パブリッシャー 発売年:2009(360)、2010(PSP)、2012(PS3) 概要 ホストガールとの交流を楽しむ恋愛アドベンチャーゲーム。ドリームクラブシリーズの第1作目。 それぞれのホストガールには持ち歌というボーカル曲が用意されており、カラオケで歌ってくれる。 ボーカル曲のプロデュースはサウンドエイムス所属のmomo(道下桃)氏が担当。 momo氏はD3のバーチャルアイドル双葉理保(*1)の歌唱曲を作曲しているベテラン作曲家なので、どの曲もクオリティが高い。 ボーカル曲を収録したサントラが発売されている。 収録曲(サウンドトラック順) 曲名 作・編曲者 補足 順位 夢見るCaged Bird 作:momo編:松永宏紀 歌:亜麻音(CV:小清水亜美) 半分はママのシナリオ 歌:みお(CV:喜多村英梨) Oh!Mama Go To 作:松永宏紀編:近藤功教 歌:雪(CV 水橋 かおり) Ride on time 作:momo編:松永宏紀 歌:玲香(CV 早水 リサ) 素直になれない 近藤功教 歌:魅杏(CV:真堂圭) 時間(とき)のカケラ 作:momo編:松永宏紀 歌:るい(CV:原田ひとみ) 絶対アイドル☆宣言 歌:理保(CV:後藤邑子) Glory Days! 作:momo編:安福素生 歌:ナオ(CV:又吉愛) 横浜ラプソディー 作:momo編:松竹大介 歌:魔璃(CV:石毛佐和) コイヲシテイマス 作:momo編:松永宏紀 歌:アイリ(CV:児玉明日美) 恋・koi☆Week end! エンディングテーマ歌:DREAM C CLUB All HostGirls OIXOI Week end! 作:momo作:近藤功教編:松永宏紀 バッドエンディングテーマ「恋・koi☆Week end!」の男バージョンサントラ未収録 2009年193位 DLC追加曲 sweet×2☆summer 作:momo編:松永宏紀 歌:亜麻音(CV:小清水亜美) StayWithMe! 作:momo編:安福素生 歌:みお(CV:喜多村英梨) Hi!-Kin-goo 作:hiro-pon編:近藤功教 歌:雪(CV 水橋 かおり) ステキなmagician 作:momo編:松永宏紀 歌:玲香(CV 早水 リサ) Real 近藤功教 歌:魅杏(CV:真堂圭) イケないLipStick 作:momo編:松永宏紀 歌:るい(CV:原田ひとみ) カンパイ☆LOVE 作:momo編:近藤功教 歌:理保(CV:後藤邑子)「テンパイ☆LOVE」のアレンジ 第12回669位 愛しきHero! 作:momo編:森岡慶 歌:ナオ(CV:又吉愛) 月の露珠(しずく) 近藤功教 歌:魔璃(CV:石毛佐和) TimeTraveler 作:momo編:松永宏紀 歌:アイリ(CV:児玉明日美) サウンドトラック ドリームクラブボーカルアルバム「PURE SONGS @DREAM C CLUB」
https://w.atwiki.jp/teess/pages/15.html
ドリームクラブZERO ピュアランキング
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/7338.html
この項ではXbox360版『ドリームクラブ ZERO』、及びPSVita・PS3移植版について言及しています。 ドリームクラブ ZERO 概要 ストーリー ゲームの特徴 新要素(平日の行動選択) 新要素(デート) 新要素(ドリームクラブ店内) 新要素(その他) 評価点 賛否両論点 問題点 総評 ドリームクラブ ZERO ポータブル 概要(ZEROポータブル) 変更点(ZEROポータブル) 評価点(ZEROポータブル) 問題点(ZEROポータブル) 総評(ZEROポータブル) ドリームクラブ ZERO スペシャルエディぴょん! 概要(スペシャル) 変更点(スペシャル) 総評(スペシャル) 余談 ドリームクラブ ZERO 【どりーむくらぶ ぜろ】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 Xbox360 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2011年1月27日 定価 【360】7,140円(税込) プレイ人数 1人 通信機能 Xbox LIVE対応(通信対戦、ダウンロードコンテンツ) レーティング CERO D(17歳以上対象) コンテンツアイコン 恋愛、セクシャル、ギャンブル 廉価版・配信 プラチナコレクション 2012年3月8日/2,940円 判定 バカゲー ポイント 前作の5ヶ月前を描いたパラレルワールド的続編アイデアに溢れた追加システムと魅力的な新キャラ長所を継承しつつ進行のしやすさも改善ゲーム性上の欠点については相変わらずな部分も ドリームクラブシリーズリンク 概要 「夜のお店」を舞台にする という特異な設定が注目を集めた、恋愛シミュレーション『ドリームクラブ』(以下、「前作」または「無印」)の続編。 「ZERO」というタイトル通り、ストーリーとしては 「前作の5ヶ月前」 が舞台となっている。 ゲームの進行形式は前作のものを受け継ぎつつ、各方面で発展を遂げたアッパーバージョンに近い。 ホストガール(攻略対象ヒロイン)は、前作の10人に新ヒロイン3人を加えた 総勢13人。 前作と同様、キャラクターデザインはイラストレーターの森沢晴行氏が担当している。 ストーリー プレイヤーの分身である主人公(名前入力可能)はある日、 カメラを買ったばかりのところを 街で「ドリームクラブ」の受付嬢(*1)に呼び止められて、半ば強引にクラブの会員へと指名されてしまう。 そこは大人の社交場であり「ピュアな心の持ち主だけが週末の夜に入店できる」という、存在自体が都市伝説となっている不思議なクラブであった。 主人公は突然のことに戸惑いながらも、ドリームクラブに通い始め、そこで働く「ホストガール」と呼ばれる女の子達とお酒を楽しく飲み交わす。 いつしか彼女たちも、仕事を超えた親愛の情を主人公に寄せ始める。 しかし、会員権が続くのは1年間でしかない。その期間中、あなたは本懐を遂げられるだろうか… ゲームの特徴 ゲームの基礎的な進行については前作と同様なので、そちらを参照。 平日はバイトやギャンブルでお金を貯める。買い物や女の子とのデートに行くのもこの期間。 休日はドリームクラブに行ってホストガールを指名し、会話する。スケジュールが合わなかったりお金がなければ休むことも可能。 概要で述べた通り、本作では前作の「5ヶ月前」を舞台としている。 前作(1月-12月)の5ヶ月前なので、本作は8月スタート、7月末までにエンディングに到達していないと会員期限切れでバッドエンドとなる。 前作では 「モデル」 であったが本作では 「実家のお肉屋手伝い」 となっている魅杏のように、前作とは全く違う立場で出会うキャラクターも存在する。 それ以外の前作キャラも、ストーリーに関しては前作と全く異なるものが展開される。 前作とはパラレルワールド扱いとなっており、 「前作の前日譚」ではない。 前作のストーリーと干渉するようなことはない。 ただ、パラレルワールド的に前作の展開と重なるようなストーリーはいくつか仕込まれている。 亜麻音、雪など一部のヒロインは、ゲーム開始時点でまだドリームクラブに入店しておらず、そもそも未成年(19歳)。彼女達は、 ゲーム途中で成人した後に新人ホストガールとして加入する 形となり、それまでは指名できない。 彼女達が働き始めたその週にドリームクラブに行って指名すると、まだ新人でお店に慣れていない(+成人したばかりの)、初々しい彼女達の姿が見られる。 中でも、亜麻音の 初々しいを軽く通り越して完全にテンパってしまっている 姿は必見。 なお、各ヒロインがドリームクラブで働き始める以前でも、特定のタイミングで平日に買い物に出掛けると、「ドリームクラブの面接に行く途中」の彼女達と初対面するイベントが見られる。 理保は開始時点で19歳、かつ誕生日が12月下旬なので、5ヶ月近くゲームに登場しない。そのため、進行もやや特殊になっている。 + 新ホストガール3人の紹介 新ホストガールは以下の3人。いずれも既存の10人に勝るとも劣らない個性を持つ。 遙華(はるか)(CV 椎名へきる) 世界有数の巨大財閥、「御門コンツェルン」の一人娘。設定で本名が苗字バレしてるって?父親に社会勉強を言い渡され、ドリームクラブに入店することになった。 まず遙華を指名して真っ先に目に入るのが、彼女の後方に控える 2人の男性SP(スミス&ウェッスン) の存在である。 ホストガールと1対1で話すはずの空間で大きくそそり立つ、長身にグラサンのSP2人は凄まじくシュールで、思わず笑ってしまうプレイヤーも多かった。 その後も、アフターだろうがデートだろうが何だろうが2人のSPは 必ず付いて来る。 主人公がセクハラ発言など迂闊な発言をすると、 腕をポキポキ言わせてこちらをマークし始める。 メインヒロインである亜麻音も「箱入りのお嬢様」ではあるが、遙華は完全に規格外で、特にお金に関しては紙幣や貨幣の存在すら知らないほど。 本人に自覚や悪気は基本的にないものの、他人の事情をまるで考えないような自分勝手な言動を取ることが多く、主人公は度々振り回される。 普段はお嬢様口調で話すが、かなり酒癖が悪く、酔うとかなり馴れ馴れしく、愚痴っぽくなる。 ノノノ(CV 金元寿子) 「未来から来たタイムエージェント」 を自称する女の子。 別に本人の妄想ではなく本当にタイムエージェントなのだが、当然の如く誰にも信じて貰えていない。未来の世界では相当のエリートだとも言うものの、後述の通りとてもそうは見えない。 天真爛漫で明るい性格だがアホの子であり、度々不幸に見舞われるが、持ち前のプラス思考で乗り切っている。 遥か未来から来たため現代人とは常識感覚にだいぶ違いがあり、特に言葉関連では変な解釈を多々起こす。メールでは 「のしー」 と締める(「ノシ」を意味も分からず真似た模様)。 特に貞操観念周りの認識が全く違うらしく、何故か主人公に適当な女の子との 「生殖行為」を度々勧めて来る。 当然主人公は戸惑うのだが…… ノノノの居た未来には「お酒が無い」とのことで、好物のお酒は「全て」であり、ただの水である「サービスドリンク」以外は何でも喜んでくれる。 あすか(CV 廣田詩夢) 事故で左脚を痛めたため、休職中のビーチバレー選手。リハビリがてらにドリームクラブで働き始めた。でもダンスはちゃんと踊れる。 バレー選手らしくかなり長身で、日に焼けて褐色。胸も大きく、かなり肉感的。 スポーツ選手らしい快活さも持つが、恋愛にはウブで恥ずかしがり屋。意外と酒にも弱く、割とすぐ酔う。 バレー選手なので、アタックの威力は凄まじい。主人公のスケベトークに対して、あすかが「このセクハラ!」とアタックの動きを活かしたビンタをかます流れが定番。 隠しホストガールの入れ替えが行われた。 前作では「アイリ」「魔璃」の2人が隠しホストガール扱いで、条件を満たすかDLCで強制出現させないと登場しなかったが、本作ではアイリは最初から登場する通常ホストガール扱いになり、理保が入れ替わりで隠しホストガール扱いになった。魔璃は変わらず隠し扱いのまま。 入れ替えの理由は明言されていないので不明。理保は前述の通り本作ではやや位置付けが特殊であるため、その関連によるものか(*2)。 新要素(平日の行動選択) 平日は前作と同じくアルバイトでお金を貯めることとなるが、バラエティー性は大きく改善が図られている。 本作ではアルバイトのリストが表示され、「期間(1週間単位)」と「バイト代」の情報を元に好きなバイトを選ぶ形になった。アルバイトは季節によって、適宜入れ替わる。 アルバイト毎に「熟練度」が設定されており、そのアルバイトを実行する度に上がる。 同じアルバイトを複数回こなして熟練度を上げ切ると、そのアルバイトを「極めた」扱いとなり、「力自慢」「芸達者」などの「資格」(*3)を獲得できる。資格を取得すると、「そのアルバイトでの以降のバイト代が上がる」「新しいアルバイトが出現する」といったメリットがある。 アルバイトを極めた場合のバイト料の上昇率は一定ではなく、「賃金の安いバイトだが、極めるとバイト料が大きく上昇して他のバイトを追い抜く」という例もしばしばある。 当初のアルバイトは本屋やファーストフード、ガソリンスタンドの店員等といった「ありがちなバイト」だが、徐々にホテルマンや農家、探偵、果てには 映画評論家やレーシングドライバーにまでなれる。バイトで。 全アルバイトを極める頃にはあらゆる仕事をこなす凄まじい万能超人になっており、 「お前何でフリーターやってんの?」 とツッコみたくなること必至。 ランダムで「トラブル」が発生し、バイト代はそのままでバイト期間が強制的に延ばされてしまうことがある。 前作でも、明らかに怪しい仕事である「謎のお仕事」において存在した要素だが、本作は全てのアルバイトに対して存在する。 アルバイトの種類によってトラブル発生率の高低は決まっているので、できるだけリスクの大きいアルバイトは重要な場面で選ばないようにしたい。 アルバイトの進行度は周回を変えても引き継がれる。 前作と同様、アルバイトの他に「ギャンブル」または「何もしない」ことを選んで過ごすことも可能。どちらも期間は1週間固定。 本作では前述の通り、全てのアルバイトに「トラブル」による想定外の時間ロスの可能性があるが、上記2つのコマンドにはそれがない。イベントがあるなどでその週にどうしてもドリームクラブに行きたいならば、選ぶメリットが十分ある。 ただし、「ギャンブル」は所持金が減ってしまうリスクがあり、「何もしない」はランダム性のあるリスクはほぼないが、基本的にお金は一銭も稼げない(*4)。 本作でも「ドリームクラブから退店する」「デートをする」といったタイミングで、指名した女の子から主人公にメールが届く。 あくまで携帯のメールなので文章量自体は平均10行くらいと知れているが、短い文章内にキャラクター性がにじみ出ており意外に感情を揺さぶられる。 前作より読み応えのあるものも多くなっており、 メールをSPに代筆させる遙華、 「現在」の常識を知らないためトンチンカンなメールを送るノノノなど、思わず笑ってしまうようなメールも届く。 クラブ退店時のメールに対して、選択肢の中から選んだ回答を返信することが可能。 適切な回答を選べば、それに対して更にホストガールから返信のメールが来るほか、次回に指名した際に好感度が上がりやすくなる。 平日コマンド時の背景となる主人公の部屋に、装飾要素が加わった。 後述のドリガチャで手に入れた、各ホストガールの装飾用グッズを部屋に飾ることができる。 また、同様に各ホストガールのメール着信ボイスを手に入れることが可能。実際にゲーム中で設定できる。 まだ彼女でもない女の子のグッズを部屋に置いたり着メロにするという、 リアルで考えると凄まじく痛々しい行為 だが、これがドリームクラブに通えるピュアな紳士というものである。 新要素(デート) 本作ではデート時に他のホストガールが現れ、会話になることがある。 前作ではあまり触れられなかった、ホストガール同士の関係を垣間見られる。 基本的に初回の普通デートでのみ起こり、仲が深まってからのデートや大事なデートを他のホストガールに邪魔されたりは概ねしない(*5)ので安心。 デートの際に着てくれるホストガールの私服は前作から各1着ずつ増えており、「春夏」と「秋冬」で違う服を着て来る。 まだ本作の時点では完全な季節感は表現できていないが、前作のように「いっつも同じ服……」と感じることは減った。 DLCが必要だが、私服をドリームクラブ店内で着てもらうこともできる。他のホストガールの私服を着せることも可能。 Vita版ではさらに1パターン、PS3版ではその上さらに1パターン追加され、最終的には春夏秋冬でそれぞれ1つの私服を着るようになっている。 デートの終わり際にはホストガールを写真撮影できる。 前作ではイベントが終わるとホストガールからメール添付で送られてくる形であったが、今作では自分で写真を撮れる。 撮った写真はアルバム保存して、ゲーム起動時のメニュー画面から眺めることも可能。 ちなみに、さりげなくオープニングで「カメラを買った」と伏線が張ってあったりする。 撮影では、プレイヤーが 自分でズームとフォーカスを調整して シャッターを押す。 ホストガールはリアルタイムでポーズを取るので、良いタイミングを狙って映す。3回まで違うポーズを取ってくれるので、ポーズが気に入らなかったり失敗しそうならスルーが可能だが、そこまでに撮れないと時間切れ。撮った後の撮り直しも不可。 ポーズ以外にも、「ピンボケさせない」「瞬きで目をつむっているところを撮らない」など気を付ける点は多い。撮り終わるとホストガールから出来に応じて一言言って貰える。 ゲーム的な都合ではあるが、(カメラは買ったばかりのはずなのに) 今時オートフォーカスも付いていないカメラを持ち歩いている 主人公はプレイヤーどころか公式のスクリーンショットでまでツッコまれる始末。よっぽどのカメラマニアなのだろうか。 エンディングではそれまでに撮った写真も表示される。出来の悪い写真ばっかり撮っていると公開処刑みたいになる。 デートの場所の一つとして追加されたもののひとつ「家電量販店」にミニゲームがある。 その名も「ロデオマシーン」。 ホストガールを揺らしてそれを眺めるだけのゲーム である。 揺らし方(胸じゃなくてマシンの)にバンプとツイストの2種類があったり、揺らしの強弱も適宜変更できたりと 無駄にリアリティがある。 ロデオマシン中にも写真撮影ができる。写真を1枚撮るか、ロデオマシーンの電源を切ると終了。 この「スタッフは病気」な発想は、本シリーズの公式ラジオで、るい役の声優である原田ひとみ氏が 「家電量販店で店員をしていた時にお客にロデオマシンに乗らされたことがある」 といううらやまけしからんエピソードを話したことがきっかけで生まれたものらしい。 ホストガールの攻略が進むと、どのホストガールのストーリーでも「温泉に行こう!」という流れになり、「温泉デート」が発生する。 遠方の温泉(*6)であるため、当然1泊お泊り。 「知らずに2人で混浴に入って鉢合わせ」「布団が1つしか敷かれておらず、同じ布団で寝ることに」 といったベッタベタなラブコメ漫画のようなイベントが立て続けに発生し、1泊2日間ホストガールとイチャつくことになる。この時点でもう完全に恋人じゃね?とは良く言われる。 温泉に入っている間は、ドリームクラブでホストガールを指名した時と同じように会話を行うことが可能。お酒も(なぜか)置いてあるので、通常通りヒロインを酔わせられる。 温泉ではもちろん双方裸の付き合い。会話中に条件を満たすと、暑がったホストガールがバスタオル1枚で岩場に上がってくれる。 ただし、条件を満たせていないと混浴は起きず、代わりに他のホストガールが乱入するイベントになる。 その他にも、ストーリーに関連したデートは前作と変わらず発生する。 前作での「季節デート」にあたる存在として、各ホストガールと「クリスマスデート」「初詣デート」ができる。 前作では「1月スタート→12月末期限」であったためそもそもクリスマスや初詣など機会がなかったが、本作で期間が変わったことで実現できるようになった。 それぞれ、対象のホストガールと仲の良い&ストーリーの進んだ状態で、クリスマスと元日の直前の週に指名すると会話中にデートの約束ができる。 初詣では、各ホストガールはここでしか見られない振袖姿で登場し、一度イベントを見れば以後ドリームクラブでの指名時にも着て貰える。 クリスマスはホストガールのコスチュームはいつものデート衣装だが、後述のクリスマスENDに移行の可能性がある。 新しく「週末デート」が登場した。 ドリームクラブ店内でデートの約束をするのではなく、平日コマンド中にメールでデートの誘いが来て、承諾するとそのままデートに突入するという新しい形になる。 デートを終えると、ホストガールにとっては「出勤」、主人公にとっては客として、そのまま2人でドリームクラブに直行する……つまりは 「同伴」をする 展開になる。 同伴の際はホストガールが厚意で指名料を払ってくれるため、店内では時間代とドリンク代だけで過ごすことが可能。 なお、この際に 別のホストガールを指名することも可能。しかもそれで「浮気者」の実績が解除される。 ホストガールが「指名料サービスだよ」と言って店内に消えていった後、受付が「 で、 どのホストガールをご指名されますか?」と流れを断ち切るようにわざわざ聞いて来る意地の悪さはプレイヤー達からよくネタにされる。 新要素(ドリームクラブ店内) ドリームクラブへの入店前に、「ドリガチャ」と呼ばれるガチャガチャを任意で好きなだけ引くことができる。高級クラブでガチャガチャって… 引くと、前述の通り、主人公の部屋の装飾用として使われる各ホストガールのグッズが入手できる。 お値段は1回1万円。 初見では目を疑うこと間違いなしである。「壱万円」と書かれたコインを投入する光景は中々シュール。 ゲームが進むと、 1回5万円のガチャ、1回10万円のガチャも登場する。 たまにハズレとして 「ドリームクラブポケットティッシュ」が貰える。 10万円使ってコレを引いた日には…… 前作同様に各ホストガールは持ち歌(1曲+追加DLC1曲)を持っており、「カラオケ」として自身の歌+他のホストガール全員の歌を歌い踊ってくれる。 本作の新ホストガール3人も持ち歌をそれぞれ2曲持ち、当然前作からのホストガール10人にも歌わせられる。逆も然り。 前作からのホストガール10人の持ち歌は、当初曲名に「0(ゼロ)」の付いた前作の曲のアレンジバージョンになっている。 作中では(本作は前作の5ヶ月前なので)「まだ未完成」という扱いであり、ホストガールの攻略が進むと「完成した」と言われ、晴れて前作のバージョン(原曲)でも歌ってくれるようになる。 声優のカラオケボイス自体は同じだが、都合この10曲は2バージョンに増えたことになる。 歌やダンス中の演出も強化されている。 スモークが飛んだり、羽が舞ったりといった、ホストガールのダンス自体とは異なる部分での演出も起こるようになった。 カメラの視点変更が強化され、フリーカメラを選択した際に歌い踊っているホストガールの裏にも回り込めるようになった。 DLC限定だが、カラオケに「デュエット」「バックダンサー」要素が登場。 どちらも、ゲーム起動時のメニューから行けるカラオケモードでのみ使用できる。 「デュエット」は文字通り、任意のホストガール2人セットで歌い踊って貰えるというもの。 ただし、曲によっては一部のホストガールが楽曲のキーを下げて歌っているため、キーの同じホストガール同士でないとデュエットはさせられない。 「バックダンサー」は、ホストガールの後ろで2人のバックダンサーが踊ってくれるというもの。 モブホストガールの「ユウ&エル」のバックダンサーと、 遙華のSPである「スミス&ウェッスン」 の2パターンがある。またお前らか。 SP2人のキレッキレのダンスは思わず笑いが零れること必至。気が散ってしまう人は素直にユウ&エルを。 ちなみにバグなのか仕様なのかは不明だが、バックダンサーHGを配置すると ホストガールの胸の揺れが激しくなる という謎の挙動変更があり、プレイヤーを困惑させながら喜ばせた。 ホストガールのコスプレ衣装もいくつか追加されている。 また、全ホストガールに新規で「髪型変更」が用意され、特定の週でツインテール、ポニーテールで接客して貰うことができる。一度見た後は以降の指名時にも選択可能。 DLC限定の髪型変更も実装。こちらでは「ウィッグ」という体裁でロングヘアのホストガールを短髪にさせるなども可能。 ミニゲーム「お口あ~ん」が追加された。 特定のフード(食べ物)を注文すると、ホストガールに食べさせるミニゲームが始まる。 食べさせるフードの種類は バナナ、フランクフルト、ソフトクリーム。 ……うん、そういうことです。皆まで言うな。 ソフトクリームを食べさせ、「誤って」口に付けると、 白いドロドロとした液体が口の周りにこびり付く 演出も完備。 ひとしきり楽しんだ後、冷静になったタイミングで 「あれ?頼んだの自分なのにホストガールに食べさせるの変じゃね?」 ということに気付くプレイヤーは多い。(設定上は二人分なのでお互いに食べている) ストーリーに関わる会話や、コスプレ時などの特定の条件でしか見られない会話をすると、好感度表示部分に星(☆)のマークが出る。 退店時にその来店で獲得した☆が表示され、そのキャラクターに対して加算される。☆の総計はゲーム起動時のキャラクタープロフィールで見ることが可能。 ☆は各キャラ全100個(*7)。特に全て集めても何もないが、キャラクターの攻略進行度を表すバロメーターとしては分かり易い。 ゲーム開始時にドリームクラブの会員カードが貰え、好きなタイミングで見ることができる。 会員カードには上記の☆獲得状況や、今まで見たエンディングの達成状況が記録されるため、こちらで進行を確認することが可能。 ドリームクラブに何回も通うと消費額に応じてポイントが貯まり、会員カードが「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」…と昇格する。 会員カードが昇格すると、コスプレデーやガチャガチャ等が次第に解禁されていく。 退店時にしばしばホストガールから誘われるアフターの際に、「ドリー虫」と呼ばれるイベントが追加。 ホストガールの 胸のところに 「ドリー虫」と呼ばれる虫が付くのでスティック操作で主人公の手を動かして取ってあげるという、ただそれだけのイベント。 要するに「お兄さんがお胸の虫を取ってあげようグヘヘヘヘ」というイベントである。おまわりさんこいつです 素直に取ってあげればお礼を言われるし、セクハラに走れば胸は揉めるが当然怒られる。 とは言え、意外と難易度が高く、 「ちゃんと取ってあげるつもりだったのに失敗して怒られる」 ということもまま起きたりする。 新要素(その他) 新しい形のエンディングとして、「クリスマスEND」が追加された。 本作で追加されたクリスマスデートの際に、特定条件を満たしていると移行する。 このエンディングでは、スタッフロールに合わせて 他のホストガール12人全員から祝福のビデオレターが届く という形式になっており、それぞれメッセージが貰える。 単に「良かったね!おめでとう」という当たり障りないメッセージだけでなく、何らかのエピソードを語ってくれることも多い。魔璃やノノノ等のメッセージはなかなか笑える。 ただし、当然その時点でゲームのその周は終了し、ハッピーENDは翌周持ち越しとなるのだが……(後述) クリスマスENDのムービーは、一度見たホストガールのものはゲーム起動時メニューのプロフィール一覧から見返すことが可能。 カラオケモードで、応援(音ゲー)の通信対戦ができるようになった。 多くの通信対戦対応のゲームと同様、ホストが立てたテーブル(部屋)にゲストが入る形で2~4人で対戦できる。 部屋を立てる段階ではプレイの方針のみを設定し、ゲストが入って来た後に曲を決めて対戦を行う。 歌ってもらうホストガールは各プレイヤーがあらかじめそれぞれ選んでおく。つまり、曲(音ゲーのノード)は全プレイヤーで共通だが、歌ってもらうホストガールは全プレイヤーでバラバラとなる。 歌と歌の間の待ち時間では、ホストガールが自由に喋ってくれる。 対戦ごとに、少額ではあるが順位に応じてゲーム本編での所持金が加算される。 サーバー全体で全プレイヤーの各ホストガールを指名した総数を記録しており、ランキングとして見ることができる。 実際時間で誕生日となっているホストガールを選ぶと特別なコメントが聞けるほか、前述のランキングポイントも特別加算される。 DLCの衣装については、本作新規のもののほか、 前作『ドリームクラブ』のものをそのまま引き継いで使うことが可能。 本作からの追加DLC衣装も多数用意されている。 評価点 前作同様フルボイスで、かつイベントパターンも大幅に増えている。 単純にキャラが3人増えたというだけではなく、お泊りイベントを中心とした各種デートパターン、エンディングパターンの追加と、ボリュームは十分以上。 前作と大枠のシステムは変わらない続編であるにもかかわらず、上記の追加・変更要素の厚さを見ればそのパワーアップっぷりは感じて貰えるだろう。 非常にアイデア性が高く、ユニークでドリクラらしいバカみたいな(褒め言葉)追加イベントの数々は発売前から多くのプレイヤーをワクワクさせた。 ホストガール同士が絡むイベントが大幅に増え、前作であまり見られなかった相互関係の描写が濃くなったことでキャラクターに深みが増した。 前作では平日と休日の役割が固定され過ぎていて、平日はデート以外では殆どヒロインに会えないという悪い意味での「ゲーム的な進行」も見て取れた。本作は休日に来たメールへ返信したり、突発的にメールが来てデートになったりといったシステムで展開の柔軟性を上げている。 新ヒロイン3人も既存メンバーに対して浮いておらず、かつ新しい魅力のあるキャラクターばかり。 SPを連れた遙華、逆セクハラじみた猥談を無自覚に話すノノノは、その非常識な性格、展開が本作のややギャグめいた世界観とよく合致しており、何をやらかすか分からない楽しさがある。 あすかはこの3人の中では一見最も常識的なキャラクターだが、決して地味キャラに追い遣られておらず、後半のストーリー、容姿と設定のギャップなど見どころも多い。 体型や制服のデザインも、他のキャラクターと被らないようにうまく設定されている。 遙華はカチューシャをしているのだが、毎回異なるデザインのカチューシャを付けて来る。これはデザインの森沢氏が迷って多数のパターンを作った結果、結局日替わりで全部入れましょうと決まったものだという。 お尻の際どいノノノ、肩から腕にかけてのカバーがなく、唯一腕が全部出ているあすかもデザインの差別化がなされている。あすかに関しては、制服のある部分がストーリーの伏線にもなっている。 新曲も前作にはなかった曲調のものが多い。もちろんキャラに合っており、ダンスや歌のクオリティも引き続いて高い。 ミュージシャンの森岡賢氏がゲストとして編曲を行った遙華の持ち歌2曲は、プライドの高い遙華の性格が良く表れた凛とした雰囲気の曲になっており、特に人気が高い。 歌手活動の長い椎名へきる氏や、歌唱力の高い廣田詩夢氏の熱唱も見どころ。 ある程度の配慮はあったものの全体に進行が分かりづらかった前作に対し、ゲーム側からの進め方の提示も見直された。 ☆によるコンプリート率の表示によって、前作よりも現状どこまで攻略が進んでいるか分かり易くなった。 攻略はキャラを問わず素直になり、前作のナオルートのように少ないヒントで特殊な攻略を求められることは無くなった。 前作からのDLCの引継ぎ。 前述の通り、本作はキャラモデルやシステム自体は概ね前作を継承しているので、DLC引継ぎ自体は自然な流れであり、物凄く英断という訳でもない。 とは言え、当時は『アイドルマスター』シリーズ等の影響からDLC方面への風当たりが厳しくなってきていた時期でもある。そういった流れの中、前作プレイヤーが追加出費なしですんなり移行でき、新規プレイヤーにも勧めやすくする姿勢を見せたことは歓迎された。 賛否両論点 良くも悪くも、ビジュアル的な面についてはそれほど前作と変わり映えしない。 前作のDLCを引き継げるという点からも分かる通り、シナリオ自体は完全新作だが基本的な作りは前作のアッパーバージョンであり、悪く言えば使い回しである。 もっとも、前作のキャラクターのデザインを特に変える必要は全く無いし、本来なら一から作り直すべきであるものを使い回しているというような「手抜き臭さ」はあまり無い。ボリューム自体も前作から十分増えているので、さほど批判はない。 とは言え、前作から引き続いてプレイすると「一見そんなに変わってない」感を覚えてしまうのも確かだろう。 「嫉妬イベント」の存在について。 各ヒロインにはそれぞれ「嫉妬対象となるキャラクター」が設定されている。 そのヒロインの攻略を進めている途中で、嫉妬対象となるキャラクターを何回か指名してETS(酔い)状態にすると、元々指名していたヒロインから急に「嫉妬メール」が届くことがある。 そこまで強烈な演出がある訳ではないが、女の子と話している途中に他のヒロインから怒りのメールが来るというシチュエーションはやはりちょっと怖い。 メールにはヒロインの写真が添付されており、コレクション対象になる。 あえて「悪い関係性」も描くことで、生々し過ぎない程度のリアルさを出しつつキャラクター性に深みが出ている面は確かにある。 また、このイベントはそれ以上発展せず、ヤンデレ化などのギスギスした展開とはならない。文面としてもただの「嫉妬」止まりで、そのヒロインを見損なってしまうような性格の悪い描写にしない配慮も読み取れはする。 そもそも、基本的には目的のヒロインに集中していればクリアできる本作において、この条件が自然に満たされてしまう可能性はあまり高くない。 ……とは言え、やはり後味の悪いイベントには違いなく、ヒロインの写真が貰えるとは言え喜ぶプレイヤーはさほど多くなかった。 何より、このイベントは各ヒロインの☆イベントに設定されているため、コンプリートには必須となる。このような後味の悪いイベントを半強制のものとして入れることについては、プレイヤー内でも意見が分かれた。 「浮気イベント」にも同様の問題がある。☆イベントではないが、実績コンプに関わって来るため問題はほとんど同じ。 主人公は前作同様、選択肢次第の勝手な言動を取る。 ただ、前作でしばしばあった「主人公がプレイヤーの全く意図しない行動を取って好感度が下がる」というケースはさほど無くなっている。あくまでホストガール側の好みで正解が決まることが多い。 「主人公が余計なスケベ発言をして女の子に呆れられる」という展開は相変わらず高頻度であるので、その辺りの好みはやはり分かれるが。 とは言え、本作のような作品では会話に「面白さ」がコンスタントに必要なのも事実であり、かと言ってボケ役には回りにくいホストガールも何人かいる。ある程度こういった要素が必要なことも否定はし難いだろう。 遙華やノノノのような突飛な性格のヒロインも増えており、特に彼女達には主人公はスケベ発言をあまりせずツッコミに回ることも多い。 前作ソングの「ZEROアレンジ」はあまり評価されているものが無く、殆どの曲は「原曲のほうがいい」という評価である。 それだけ原曲の完成度が高く評価されているということであり、別にアレンジが手抜きだという訳でもないのだが、実際のところアレンジによって魅力が増した曲が少ない。 結局、各ホストガールの攻略が進んで原曲が解放されると、そっちばっかり楽しんでいるというプレイヤーも多かった。 選択肢が増えたことは増えており、原曲に飽きた際に聴く程度には使えるので、「要らなかった」とまで言われることはそこまで多くないのだが。 問題点 長所をそのまま継承しつつ新要素を入れた一方で、進行面における前作の難点も多くをそのまま受け継いでしまっている。 誰狙い、どのエンディング狙いの進行でも大して進行も攻略方法も変わらないため、複数周回プレイでの億劫さは拭えない。 程度の差はあれ、「複数のキャラクターの攻略を繰り返す」という性質上から多くの恋愛シミュレーションゲームに見られる問題ではあるのだが、ボリュームの増して来た本作では余計に圧し掛かって来る。 本作で追加されたクリスマスENDも含めると、バッドを除く全ENDのコンプリートには3種類×13人で 都合39周も必要 である。 相変わらずホストガール+受付以外のキャラクターはSPの2人ぐらいしか出て来ず、シナリオ的に制約になっている。 特に、本作ではストーリーの関係で会話の多くが妹の話題になる玲香や、父親の話題になるみおについては、本人が散々話題にしているにもかかわらず画面上は一切出て来ないという違和感の強い展開となる。 新キャラの遙華の後ろにいる2人のSPネタは遙華シナリオを通して(主に笑い方面で)非常に有効に機能しているだけに、その片鱗だけでも上記のシナリオに活かしてほしかったものである。 オートセーブ形式は継続されている。長さはさほどでもなくなったが、やはり毎週セーブは入る。 ADV的なインターフェース周りは相変わらず古く、バックログも無い。 イマイチ呆気なく、達成感に乏しいエンディングも相変わらず。 細かなバグが多い。 誤字も結構ある。中には「遙華」→「遥香」という名前間違いや「ドリ☆ペリ」が「ドンペリ」と表記されるという商品名をもじり忘れている大きなミスも存在する。 アップデートで修正された他、PS3版とVita版ではほとんどが修正されている。 本シリーズの会話の楽しみの一つであるホストガールのプロフィール埋めは項目が前作と全く変わり映えせず、前作プレイヤーは既に知っていることをまた聞くことになる。 もちろんプロフィールを聞くための会話は前作と全然別だが、ここは少しは追加なり変更なりしてほしかったところ。 クリスマスENDが暴発しがち。 本作から発生するようになった「クリスマスEND」なのだが、意図しないタイミングでこのルートに入ってしまうことが多い。 発生条件が割と緩めで、このゲームの常套攻略である「そのホストガールをひたすら指名」をやっていると入ってしまいがちになる。 知っていて入るならいいが、ハッピーENDを狙っている最中に知らずに、または誤って入るとそれまでのプレイ(5/12ヶ月分)は当然全部飛んでしまう。 クリスマスデートからクリスマスENDに移行しないパターンもあるのだが、条件が自明ではなく、気付いたとしても攻略本・攻略サイトでも見ないと確信は持ちにくい。 結果、リスク回避のために「クリスマスデート自体を避けて見ない」プレイになってしまうプレイヤーも多い。 一応、このエンディングもヒロインと付き合うエンディングではある。だが、やはりハッピーENDがこのゲームの正統エンディングという構成になっている以上、最初はそこを目指すプレイヤーがほぼ全数であり、意図しないタイミングで叩き込まれると色々な意味で計画が狂ってしまう。 逆に「ドリー虫」は発生条件が満たしづらいせいで空気。 発生条件は「プレイヤーが酔っていない状態でアフターに誘われ、更に特定の選択肢を選ぶ」というもの。 アフター自体はホストガールを指名し続けていれば必ず誘われるものだが、基本的にETS(酔い)で攻略を進めることになる本作で、「酔っていない状態でアフターに誘われる」という機会はかなり少ない。 ☆イベントには指定されていないので(*8)コンプリートや実績のために狙って見なければならないということがないのは幸いだが、逆に言えば特に見る必要もないのでだいぶ空気。 何周もプレイしたのに 「こんなイベントがあること自体知らなかった」 というプレイヤーが少なからず居るであろうレベルである。 上記のクリスマスイベントの問題点も合わせ、どうもイベントの開始条件が練られていない。 このイベントは本作のイベントの中でも「露骨」なものの一つなので、あえて普通プレイで満たしにくい条件にして隠したという見方も出来なくはないのだが……ロデオマシンがそんなことを気にせず強制イベントとして出て来ることを考えると、やはり恐らく条件設定の不備だろう。 総評 前作から多方面で新要素を追加しつつ、システム的な難点について改善が図られている。 豊富なテキスト量や声優の熱演、美麗な音楽・ダンスといった前作の長所を継承しつつ、新要素はどれもアイデア性に富んでおり、裏目に作用したものは殆どない。 突飛な世界観や「ヒロインが成人で、酔わせることができる」という本シリーズ随一の特長が活かせており、新キャラも違和感なく溶け込み受け入れられている。 一方、前作で問題点となった部分について、全く改善がなされていない部分もいくつか見られる。 システム的な作業性の強さ、戦略性の弱さについては最早ゲームの構造上どうしようもない感も否めないが、とは言え欠点としてはまず指摘されてしまう部分である。 没入感を持たせようと様々なチャレンジを行っているにもかかわらず、肝心なところで演出が弱いことが多い点も目につく。 前作同様に尖った特異なゲームであることは間違い無く、長所も短所も目立つタイプの作品である。 世界観含め、相変わらずやや人を選ぶ部分はあるが、興味を持ったなら遊んでみて欲しいと言える魅力は多数備えている。 ドリームクラブ ZERO ポータブル 【どりーむくらぶ ぜろ ぽーたぶる】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション・ヴィータ 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 通常版:2011年12月17日Best版:2013年10月10日 定価 Vitaカード版:6,090円(税込)ダウンロード版:5,040円(税込)Best版:2,940円(税込) 判定 バカゲー ポイント 劣化は少なく携帯機版としては充分通用するVitaのハード機能を組み込んだ新要素ハード間で突出した魅力を確立する程までは行かずか 概要(ZEROポータブル) 『ZERO』のPSVitaへの移植版。Vitaのローンチソフトとして発売された。 無印が『ポータブル』としてPSP版移植された際はゲーム内容自体にはほぼ変更が無く、基本的にはただの移植であったが、本作はVita用の追加要素も複数実装されている。 変更点(ZEROポータブル) 無印のポータブル版同様、ETS中の360版で「○」「△」「×」になっていた3択は顔文字で表示されるよう変更されている。 入店時に、ガチャガチャの他に「ブロマイド」を引けるようになった。4枚1セットで購入できる(お値段はゲーム内価格で 5,000円~50,000円 )。 手に入れたブロマイドには各ホストガールが映っており、主人公の自室で鑑賞できる。Vitaの画面全体に拡大して見ることも可能。 ブロマイドはパックに入っており、カードゲーム等のパックを開ける時のように、切り口のところから指を滑らせることで開ける。 全100種で、B~SSSまでのランク(レア度)が存在する。 レア度の高いブロマイドにはVitaの傾き検知機能を利用した加工演出があり、見る角度やVitaの傾きによって見え方が変わるようになっている。 Vitaの「near」機能を活かした、ブロマイドの交換機能が付いている。 半径50km以内のプレイヤーと交換が可能。専用画面でホストガールと会話しながら渡すブロマイドを選んで通信する。 「ドリー犬」というイベントが追加。ホストガールとの同伴イベントの際にプレイすることになる。 犬に意識を移し、ホストガールのあちこちを舐め回せるというもの。なにそのオカルト展開 犬のイラストはゲーム中には登場せず公式サイト等で見られるが、 見た瞬間ぶん殴りたくなるような、全然可愛くないスケベ顔 をしている。 VIPルーム到達以降のミニゲームとして、「チークタイム」が追加。ドリームクラブ内で自由に行うことができる。 Vitaをホストガールの両腕に見立て、左右に揺らす(傾ける)ことでチークダンスを踊る。適切に踊れているとムードが高まっていき、最後はボタンを押すとターンを行ってフィニッシュとなる。 特定のタイミングで息を吹きかけるとホストガールが恥ずかしがる。 既存のミニゲームにも手が入れられている。 カラオケでの音ゲーでは、マーカーの流れて来る方向が360版と異なっている。オプションで「クラシックタイプ」を選べば、360版と同じものに戻すことも可能。 「オムライスラブ」「チョコレートラブ」等では、アナログパッドではなくVitaの背面パッドで操作するよう変更されている。 カラオケの視点変更に「カメラ小僧」が追加されている。 これを指定してVIPルームに到達すると、カラオケ中にホストガールを 下から覗けるようになる。 用途はお察しください。 現在のところ、シリーズ中でもこの「下からの覗き込み」ができるのは本作(ZEROポータブル)のみ。 ホストガールがデート等で着て来る私服が、全ホストガールに追加。 計3着となり、4ヶ月ごとに入れ替わる。 ゲーム本編での写真撮影の如く、ホストガールと リアル写真を撮れる 機能「ドリームスナップ」が追加された。 Vitaで写真を撮りつつその光景にホストガールを合成し、プレイヤーとのツーショット写真を撮れる。撮った写真はメモリーカードに保存可能。 ホストガールは拡大・縮小や回転が可能で、ポーズも15種から選ぶことが可能。ポーズは本編ストーリーの進行に伴って徐々に追加される。 撮った写真はフレームのデコレーションができる。デコレーションパーツは入店時のガチャガチャから入手可。 評価点(ZEROポータブル) 「背面タッチ」「傾き検知」「near」といった、PSVitaというハードの独自機能がふんだんに楽しめる。 特にブロマイドのレアに見られる加工描写は、ゲーム画面ではなくカードダスやカードゲーム等で見られる本物のプリズム加工と見紛うほどリアル。 デート後に行われる写真撮影は、携帯機になったことと操作が変わったことを合わせてよりリアルな操作感覚になった。 その他のミニゲーム群と合わせて、Vita独自の操作感は一通り楽しむことができる。 フルボイスであることはしっかり継承しており、新イベントは当たり前として、ブロマイドの交換時にホストガールと対面した際のボイスも収録されている。 据え置き機と携帯機の視点や画面サイズの違いを考慮した、携帯機ならではの演出が意識されている。 携帯機であるため「まるでホストガールと一緒に飲んでいるような感覚」は薄れているが、代わりに新しいミニゲームではホストガールがアップになることで携帯機特有の「ホストガールに接近している感覚」を演出している。 前作や移植元でホストガールにこれだけ顔を近づける機会はエンディングのキスシーンぐらいしかなかったため、本作の特有の魅力と言えなくはないだろう。 また、繰り返しになるが、現状カラオケ中のホストガールを 「下から視点」で眺められるのは本作だけ である。 問題点(ZEROポータブル) 「ドリー犬」や「チークダンス」について前述のような意図は確かに伝わるものの、結局のところ面白いかと言うと何とも言えない。 一発ネタ要素として見てもせいぜい「ドリー犬」の顔ぐらいで、かと言ってホストガールの反応をそこまで楽しめる要素という訳でもない。 ブロマイドのイラストはホストガール達の3Dグラフィックと既存絵のみで、ブロマイド用に新しく描き起こされたものはない。 総評(ZEROポータブル) 携帯機移植としてプレイ感を損なうような劣化は無く、追加要素も備えている。 加えてVitaの機能を良く活かしており、「Vitaではこんなことができるんだ」というローンチソフトとしての「ハード紹介」の役割も大いに果たせていると言える。 画面や操作構造の異なる携帯機で、どうすれば携帯機特有のリアルさが感じられるだろうという試行錯誤の跡が窺い知れるのも好印象である。 とは言え、実際のところ追加要素自体がゲームとしてより面白くなる、キャラクターの魅力を引き出す方向に動いたかというと大して……という感は否めないところ。 悪く言えばXbox360版やPS3版とさしたる違いはなく、良く言えば移植元と同様の魅力に溢れていると言ったところだろう。 ただ、パンツァーには本作を強く勧める。 ドリームクラブ ZERO スペシャルエディぴょん! 【どりーむくらぶ ぜろ すぺしゃるえでぃぴょん】 ジャンル 恋愛シミュレーション 対応機種 プレイステーション3 発売元 D3パブリッシャー 開発元 ドリームエックスクリエイト(メイン開発)タムソフト(音響・ボーカル曲)サウンドエイムス 発売日 2013年1月17日 定価 通常版:7,140円(税込)ダウンロード版:6,090円(税込) 判定 バカゲー ポイント ドリクラの聖域「受付」がカラオケのみ解禁それ以外は大きな差異なし 概要(スペシャル) PS3への移植版。 おおむね360版からの単純移植だが、地味に人気は高いもののホストガールでないため非攻略キャラクターであることから、ドリームクラブの「聖域」とも表現される「受付」をフィーチャーしたことが注目要素となっている。 Vita版『ZERO ポータブル』の追加要素は引き継いでいない。 変更点(スペシャル) 受付のカラオケ 起動時メニューのカラオケモードから、受付にカラオケを歌って貰うことができるようになった。 曲はDLC含めた全22曲全てに対応。もちろん酔い状態(カワオケ)バージョンも存在する。 衣装の追加 デートイベントに着て来る衣装が追加され、各ホストガールの春・夏・秋・冬それぞれで全て別々の衣装を着てくれるようになった。 DLC引継ぎ 完全な引継ぎではないが、Vita版『ZERO ポータブル』のDLCを購入していると、本作のDLCが割引される。 また、360版と同様、無印とはDLCコスチュームの購入内容を共有している。 総評(スペシャル) 無印と異なり、Xbox360版の時点でシステム改善が行われているためハード間の差異は少ない。 とは言え、特にハードを選ばないのであれば据え置きかつ追加要素のあるこのPS3版が推奨されることも多い。 余談 本作の主人公は公式のスクリーンショットに倣って「(ドリーム)レイタロウ」と呼ばれることが多い。 パッケージイラストの前列で 何故かヤンキー座りをしている 雪(セッちゃん)はよくネタにされる。 しかも、何故か一人だけちょっと顔が怒っている(ピースサインはしてるが)。背が低いので、集合絵だと大抵前にいるのが嫌なのだろうか? 一言言っておくと、彼女は毒舌家なところは確かにあるが、ヤンキーではない。誤解無きように。 前作と違い攻略は比較的平易であるため、前作の亜麻音ルート、通称 「最高のお友達END」 のようなプレイヤーのトラウマになるような展開は無くなった。 だが、もちろん油断して攻略を誤るとバッドエンドには突入する。 特にあすかのバッドENDは凄まじく、詳細は敢えて省くが 驚愕の展開 (別に悪い意味ではなく)。多くのプレイヤーからネタにされている。 シリーズのキャラは他のD3パブリッシャー作品で度々ゲスト出演・コラボが行われているが、本作のホストガールのうち、ノノノは特に他作品コラボに恵まれている。 『お姉チャンバラZ~カグラ~』のPS3移植版『お姉チャンバラZ~カグラ~ With NoNoNo!』ではタイトルにも使われている通り、 ノノノがプレイアブルキャラクターとして出演する ことが一つの目玉として宣伝された。パッケージでもアップで映っている。 『バレットガールズ2』ではDLC衣装としてノノノの服が登場。同じ声優のジェリーに着せると専用台詞を言うネタもある。 ノノノ以外のホストガールも地球防衛軍シリーズのDLC武器ピュアデコイ・ランチャーのネタとして、度々登場している(ノノノ・遙華・あすかは『地球防衛軍5』のDLCに採用)。 上記のコラボ優遇の原因かは定かではないが、おそらく本作発売前後で最も注目を浴びた声優はノノノ役の金元寿子氏だろう。 発表当時、前年にデビューしたばかりの新人であまり知名度が高いとは言えずさして注目を浴びていなかったのだが、発売直前に放映されたアニメ『侵略!イカ娘』の主演で一気に知名度が向上しており、合わせて本作出演も注目されることに。 そしてこれまで演じてきた役柄のピュア(本来の意味で)っぷりと本作のノノノとのギャップに、大きな衝撃を受けるファンを大量に生み出すのであった この影響か、ニコニコ動画のD3P公式チャンネルのノノノカラオケPVが異様に再生数を伸ばしており、『ZERO』関連動画の再生数では1位、チャンネル全体でも3位(2019年5月現在)という盛況ぶりとなった。 webラジオへのゲスト出演時や上記『お姉チャンバラ』のPVでも「イカ」はちょこちょこネタにされている。
https://w.atwiki.jp/mekameka/pages/2836.html
ドリームクラブ ZERO 【DREAM C CLUB ZERO】 メーカー D3 PUBLISHER 発売日 2011年1月27日 対応機種 Xb36 ピュアな紳士だけが入店出来るドリームクラブ その約半年前を描いている作品 新たなホストガール達も加わって、更に過激に女の子達とコミュニケーションをはかろう 外部リンク 『ドリームクラブZERO』追加衣装「キープアウトテープ」裸にテープだけのエロ衣装! Xbox 360 た行 エロエロなゲーム ドリームクラブ PR
https://w.atwiki.jp/dreamclubgogo/pages/14.html
インスタグラムプラグイン 人気の画像共有サービス、Instagram(インスタグラム)の画像をアットウィキに貼れるプラグインです。 #ig_user(ユーザー名) と記載することで、特定ユーザーのInstagramのフィードを表示することができます。 例)@dogoftheday #ig_user #ig_tags(タグ名) と記載することで、特定タグのInstagramのフィードを表示することができます。 #dogofthedayjp タグ #ig_tag #ig_popular と記載することで、Instagramのpopularフィードを表示することができます。 詳しい使い方は以下のページを参考にしてください! =>http //www1.atwiki.jp/guide/pages/935.html
https://w.atwiki.jp/dreamclubgogo/pages/18.html
ノコ (CV:白川愛実) 夢はドームでライブ!?パリでファッションブランド展開!? 自己紹介(公式HPから引用) あたし、ノコ! マンガとアニメとゲームと音楽とファッションが好きな どこにでもいる普通の女子なの! しかしてその実態は……!! 本編に続く! ※自己紹介に攻略の鍵が隠されていることも?